ペルシャの新年と中国の春節 共通点から見る春と家族 video poster
ペルシャの新年と中国の春節には何が共通しているのでしょうか。北京で学ぶイラン出身の学生が、自身の体験を交えながら二つの新年の似ている点を紹介し、文化のつながりを語ります。
春節が近づく二〇二五年十二月現在、こうした視点は国際ニュースとしても、日常の会話のネタとしても、改めて新鮮に感じられます。
北京の留学生が見つけた二つの新年の共通点
動画に登場するのは、北京で学ぶイラン出身の学生、Mahya Mirsadeghi さんです。彼女はペルシャの新年と中国の春節を比べながら、二つの祝祭に多くの共通点があることを紹介します。
Mahya さんが強調するのは、どちらの新年も単なる年越しではなく、春の訪れと新しい始まりを象徴しているということです。その象徴性は、家の掃除や食事、そして家族の集まりといった具体的な習慣にも表れています。
三つのキーワードで見る共通点
一、春の訪れと新しいスタート
ペルシャの新年も中国の春節も、どちらも春の始まりを祝う行事として位置づけられています。長い冬を越え、自然が目覚める季節に合わせて新年を迎えるという発想は、二つの文化に共通しています。
Mahya さんは、この季節感が「新しい自分に生まれ変わる」という感覚とも結びついていると語ります。過ぎた一年を振り返り、新しい一年に向けて気持ちを切り替えるタイミングとして、新年の行事が大きな意味を持っているのです。
二、家中をきれいにして新年を迎える
二つ目の共通点は、家の掃除です。ペルシャの新年でも中国の春節でも、人びとは家を徹底的に掃除し、新しい一年を迎える準備をします。
ほこりや古いものを片づける行為には、単なる整理整頓以上の意味があります。Mahya さんは、掃除を通じて「古いものを手放し、新しいものを迎え入れる」心の準備をするのだと説明します。物理的な空間を整えることが、精神的なリセットにもつながっているのです。
三、食事と家族団らんが主役
三つ目の共通点は、食事と家族の時間です。ペルシャの新年も中国の春節も、家族が一緒に食卓を囲み、特別な料理を楽しむ機会として大切にされています。
Mahya さんによれば、おいしい料理を囲みながら家族が集まる光景は、ペルシャの新年と春節のどちらでも欠かせない場面です。普段は離れて暮らす家族がこの時期に集まり、互いの近況を語り合い、新しい一年の幸せを祈る。そうした「再会」と「つながり」の時間こそが、新年の本当の魅力だといえます。
文化のつながりへの敬意と新年のメッセージ
春節が近づくなかで、Mahya さんはペルシャの新年と中国の春節のあいだにある深い共通性に敬意を示しています。異なる地域で育まれてきた文化が、春を祝い、新しい始まりを願うという点で響き合っていることに感動しているのです。
彼女は動画のなかで、中国の春節に向けて心からの祝福の言葉を送ります。文化の違いよりも共通点に目を向けるその姿勢は、二〇二五年を締めくくり、これから新しい一年を迎える私たちにとっても、静かな示唆を与えてくれます。
私たちの新年を振り返るきっかけに
ペルシャの新年と中国の春節の共通点を知ることは、単に異文化を学ぶことにとどまりません。自分たちの新年の過ごし方を、少し距離を置いて見つめ直すきっかけにもなります。
- なぜ年末に大掃除をするのか
- なぜ家族や親しい人と食卓を囲むのか
- なぜ「新しい自分になりたい」と感じるのか
こうした問いを通じて、私たちが当たり前だと思っている年末年始の習慣も、世界のさまざまな地域とつながっていることに気づきます。
国や地域が違っても、春を祝い、新しい一年の幸せを願い、家族や大切な人との時間を大事にするという思いは共通しています。Mahya さんが伝える物語は、そのシンプルな事実を改めて思い出させてくれるものだといえるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








