ドイツ人留学生が見た中国の春節:上海で体験した家族の時間 video poster
中国最大の祝祭である春節(旧正月)を、ドイツ出身の元留学生フリサイさんが上海で体験しました。鮮やかな飾りつけやにぎわう街、そして餃子を囲む食卓を通じて見えた「中国の家族の時間」とはどのようなものだったのでしょうか。
中国の春節:家族が再会する一年で最も大きな祝日
中国の春節(スプリングフェスティバル)は、一年で最も大きな祝日です。古い年に別れを告げ、新しい年を迎える節目として、多くの人がふるさとに戻り、家族や親しい人たちと再会します。街中には赤を基調とした飾りが並び、幸運や長寿を願う文字やシンボルがあふれます。
ドイツ人留学生フリサイさんが見た「上海の春節」
フリサイさんは、上海の同済大学に留学していた元交換留学生です。中国で過ごした春節は、彼にとって忘れられない経験になったといいます。鮮やかな飾りつけ、活気に満ちた街の空気、そして温かい食事の時間が強く印象に残りました。
街じゅうを彩る鮮やかな飾りつけ
春節の時期、上海の街は赤い提灯や縁起物の飾りで彩られます。フリサイさんにとって、その光景はこれまで見たどの年末とも違う特別なものだったといえます。道を歩けば、店先や住宅の入り口に飾られた春聯(しゅんれん)や装飾が並び、街全体が新年を迎える高揚感に包まれていました。
にぎわう街と高まる期待感
春節前後の上海の街は、人々の動きでいつも以上に活気づきます。買い物袋を抱えて行き交う人々、親戚の家へ向かう家族連れ、友人同士で集まる若者たち。フリサイさんは、こうしたにぎわいの中に「新しい年をみんなで迎える」という共有された期待感を感じ取ったといいます。
餃子の味と、食卓に流れるやわらかな時間
フリサイさんの記憶に特に残っているのが、春節に食べた餃子の味です。中国では、餃子は家族や友人と一緒に作り、ゆっくり味わうことの多い料理です。シンプルながらも温かい一皿を囲む時間が、言葉の壁を越えて人と人を近づけてくれます。
フリサイさんは、春節の体験を振り返りながら「とても特別なお祝いで、その一員になれたことを本当に幸運だと感じました」と語っています。
外国人から見える、中国の「家族」と「つながり」
春節は、単なる長期休暇ではなく、「家族が再会し、古い年を見送り、新しい年を迎える」ための大切な時間です。そこには、世代を越えて続いてきた習慣や、家族や友人を大切にする価値観が自然に表れています。
海外から来た学生にとって、その文化の中心にある行事を内側から体験できることは、自分の考え方を見つめ直すきっかけにもなります。フリサイさんのように、他国の祝祭を「自分もその一員だ」と感じられる瞬間は、国境を越えたつながりを実感する時間でもあります。
これから春節を体験してみたい人へ
2025年も終わりに近づき、新しい年と春節のシーズンがまた巡ってきます。もし今後、中国で春節を体験する機会があれば、次のような点に注目してみると、より深く楽しむことができるかもしれません。
- 家族や友人同士がどのように時間を過ごしているかを観察する
- 街を彩る飾りや音、にぎわいの雰囲気を意識して味わう
- 餃子をはじめとした料理を通じて、人との会話や交流を楽しむ
国や地域が違っても、新しい年を祝う気持ちや、大切な人と集まりたいという思いは共通しています。ドイツ出身のフリサイさんが中国の春節を通じて感じたように、異なる文化の真ん中に身を置いてみることで、自分の暮らしや価値観を静かに見つめ直すきっかけが生まれるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








