ケニア人留学生が北京大学で春節体験 キャンパスで味わう中国の旧正月 video poster
2025年の春節(中国の旧正月)、中国に留学中のケニア出身の学生ワンブイ・キアリエさんが、北京大学のキャンパスで中国の春節文化を体験しました。餃子づくりやラーバー蒜(ラーバーガー)などの料理を通じて、「第二の家族」と過ごすような時間が生まれています。
ケニア出身・ワンブイさんが体験した「キャンパス春節」
中国の大学には、世界各地から多くの留学生が集まっています。ワンブイ・キアリエさんもその一人で、北京大学で学ぶケニア出身の学生です。今年の春節、彼女は一時帰国せず、キャンパスで友人たちと新年を迎えました。
動画の中でワンブイさんは、中国の春節を「とても特別な経験」と語り、同級生たちと一緒に祝う様子を紹介しています。国際ニュースとして見るだけだった中国の春節を、自分の生活の一部として体験する――そんな変化が印象的です。
餃子づくりとラーバー蒜 キャンパスで学ぶ中国の味
今回の春節体験の中心になったのは、大学の食堂での料理づくりです。ワンブイさんは友人たちと一緒に、春節の定番とされる料理に挑戦しました。
- 餃子(中国の家庭で親しまれる春節料理)
- ラーバー蒜(にんにくを酢につけて色づけする伝統的な保存食)
- そのほかの中国の正月料理
生地をのばし、餡を包み、形を整えていく餃子づくりは、言葉の壁を超えて一体感を生み出す共同作業です。ワンブイさんは、慣れない手つきながらも笑顔で餃子を包み、中国の友人たちからコツを教わっていました。
ケニアの家族を思い出す時間に
ワンブイさんにとって、この春節は「新しい経験」であると同時に、「懐かしさ」を呼び起こす時間でもありました。ケニアの家族と過ごした日々を思い出しながら、キャンパスでの食卓を囲んだといいます。
離れた国で過ごす祝日は、どうしても寂しさを伴います。それでも、友人たちと料理を作り、同じテーブルを囲むことで、遠く離れた故郷と今いる中国のキャンパスが、心の中で静かにつながっていきます。
国際キャンパスが映す「新しい春節」の姿
春節は、中国社会にとって最も大切な祝日のひとつです。その風景は、近年ますます国際的な広がりを見せています。大学キャンパスで、留学生と中国人学生が共に餃子を包み、伝統料理を作る姿は、その象徴といえます。
ワンブイさんの体験は、国際ニュースとしての中国ではなく、「一緒に暮らし、一緒に祝う中国」を映し出しています。中国の文化に触れる留学生にとって、春節は単なるイベントではなく、「中国で暮らす自分」を実感する節目になっているのかもしれません。
「大切な人と過ごしてほしい」ワンブイさんのメッセージ
ワンブイさんは、動画の中で「みんなが大切な人と一緒に、よい休暇を過ごせますように」と語りかけています。ケニアにいる家族、中国の友人、世界のどこかでニュースを見ている人たち――その誰にとっても、休暇は心を休める大切な時間です。
2025年の春節を北京大学のキャンパスで過ごしたケニア人留学生の物語は、国や文化が違っても、「祝日を誰と、どんな気持ちで過ごすか」が、私たちにとって共通のテーマであることを静かに教えてくれます。
画面越しに伝わる、湯気の立つ餃子と笑い声。その向こうには、「遠く離れていても、つながっていたい」という、シンプルで普遍的な願いがありました。
Reference(s):
cgtn.com








