ボアオ・フォーラム2025で語られたグリーン開発 アジアの若者の声 video poster
2025年3月に中国南部・海南省の博鰲で開かれたボアオ・フォーラム・フォー・アジア年次総会2025では、グリーン開発と持続可能な成長が大きなテーマの一つとなりました。そこでは、アジアの若者たちが日常から始める環境行動について、自分たちの言葉で語っています。
ボアオ・フォーラム2025とグリーン開発
ボアオ・フォーラム・フォー・アジア(BFA)年次総会2025は、2025年3月25日から28日まで、中国南部の海南省博鰲で開催されました。テーマは「変化する世界の中のアジア:共通の未来へ」。アジアと世界の開発、国際協力、イノベーションについて議論が交わされました。
会議では、経済成長と環境保護を両立させるグリーン開発が重要なキーワードとなりました。持続可能なエネルギーや脱炭素、循環型経済など、各国と地域が直面する共通の課題に対し、アジアからどのような解決策を提示できるかが問われています。
アジアの若者が語る「小さな行動」の力
こうした議論と並行して、中国の国際メディアCGTNは『We Talk: Young Asian voices on green development』という企画を通じて、アジアの若者たちの声を集めました。
その一人、清華大学で学ぶキルギス出身の学生、アデル・バクティグロヴァさんは、若い世代が日々の小さな行動を積み重ねることで、大きな変化を生み出せると強調します。例えば次のような実践です。
- ごみを減らすなど、日常の中で無駄を出さない工夫をする
- エアコンや家電の使い方を見直し、エネルギーを節約する
- 部屋や教室を離れるときには、照明をこまめに消す
一つひとつはささやかな行動ですが、多くの人が同じ方向を目指せば、エネルギー消費や排出量の削減など、社会全体に目に見える変化をもたらすことができます。
中国で学ぶ留学生がつなぐ「グリーン」な対話
バクティグロヴァさんは、中国で学ぶ留学生としての立場にも注目しています。中国本土の大学には、アジア各地や世界から多くの学生が集まり、再生可能エネルギーや環境技術に関する最新の取り組みに触れています。
そうした留学生同士の対話は、グリーンエネルギーや持続可能な生活スタイルについてのクロスカルチャーな交流の場にもなります。自国の経験を共有し合うことで、新しいアイデアや共同プロジェクトが生まれ、それぞれの地域社会に持ち帰られていきます。
ボアオ・フォーラムでの議論と、若者たちのこうした草の根の交流は、トップレベルの国際会議と日常レベルの行動がつながる一つの好例と言えます。
私たちが今日からできること
アジアの若者の声から見えてくるのは、「特別な人だけが環境問題に取り組むのではない」というシンプルなメッセージです。日本に暮らす私たちも、次のような小さなステップから始めることができます。
- 毎日一つ、「ムダだ」と感じる習慣を見つけて減らしてみる
- 家族や友人、同僚と、環境やエネルギーについて話すきっかけをつくる
- 学校や職場、地域の省エネ・リサイクルの取り組みに参加してみる
グリーン開発をめぐる国際ニュースを追うことは、自分の暮らし方を見直すヒントにもなります。アジアの若者たちの視点に耳を傾けながら、自分の「一歩」をどこから踏み出すかを考えてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








