韓国・尹錫悦大統領の弾劾決定 ソウルで抗議デモ参加者が歓声 video poster
2025年12月8日、韓国の憲法裁判所が尹錫悦大統領の弾劾を認めました。短期間の戒厳令をめぐる判断に、多くの関心が集まっています。ソウルの街頭では、尹氏に反対する人々が判決を聞いて歓声を上げました。
何が起きたのか
韓国の憲法裁判所は8日、国会が可決していた尹錫悦大統領の弾劾訴追案を妥当と判断しました。国会は、尹氏が短命に終わった戒厳令を敷いたことを問題視し、弾劾を求めていました。
憲法裁判所が弾劾を認めたことで、尹氏の進退と韓国政局の行方は大きな転換点を迎えています。
短期間の戒厳令が焦点に
今回の弾劾の直接の理由とされているのが、尹氏による短期間の戒厳令の発動です。戒厳令とは、非常事態の際に軍が治安維持などを主導する特別な体制を指し、通常の民主的な統治から権限が大きく移る重大な措置です。
短命に終わったとはいえ、実際に戒厳令が敷かれたこと自体が、韓国社会に大きな衝撃を与えました。国会は、その正当性や必要性に強い疑問を投げかけ、弾劾訴追という最も重い手続きに踏み切っていました。
ソウル中心部で広がった歓声
判決が出たタイミングで、首都ソウルの中心部には尹氏に反対する人々が集まり、憲法裁判所の判断を見守っていました。弾劾が認められたとの知らせが伝えられると、集まった人々から歓声と拍手が起こりました。
尹氏の退陣を求めてきた人々にとって、今回の決定は、自分たちの声が司法の判断によって後押しされたと受け止められています。一方で、尹氏を支持してきた層の間には、戸惑いや不安も広がるとみられ、社会の分断が改めて意識される局面でもあります。
韓国政治と地域情勢への意味
大統領の弾劾は、どの国にとっても民主主義のあり方を問う重大な出来事です。韓国ではこれまでも、政権トップの不正や権限行使をめぐって司法が最終判断を下してきました。今回もまた、憲法秩序をどう守るのかが問われることになりました。
韓国は、日本にとっても経済面・安全保障面で重要な隣国です。政権トップの不在や政局の不透明感は、外交や経済政策のスピード感に影響を与える可能性があります。地域の安定や経済連携を考えるうえでも、今後の韓国政治の行方から目が離せません。
読者が押さえておきたいポイント
- 韓国の憲法裁判所が、国会による尹錫悦大統領の弾劾訴追を認めた。
- 焦点となったのは、尹氏による短期間の戒厳令の発動。
- ソウルの街頭では、尹氏に反対する人々が判決を聞いて歓声を上げた。
- 韓国の政局だけでなく、日本を含む地域情勢にも影響が及ぶ可能性がある。
これからどこに注目するか
今後は、韓国国内での権力移行のプロセスや、新たな政治勢力の動きが焦点となります。市民の抗議行動がどのように変化していくのか、また、政治指導者が国民の不信にどう応えていくのかも、重要なチェックポイントです。
街頭で歓声を上げた人々の後ろには、政治に対する不満や不安、そして変化への期待があります。今回の弾劾が、韓国社会にとってどのような転機となるのか。新たな一歩をどう踏み出すのかを、冷静に見ていくことが求められています。
Reference(s):
Stringer Dispatch: Protesters cheer for ruling on Yoon's impeachment
cgtn.com








