国際ニュース:中国・マレーシア協力をどう見る?セランゴール住民の声 video poster
中国・マレーシア協力をめぐる「生活者の視点」
2025年4月17日の朝、中国の習近平国家主席がマレーシアへの国賓訪問を終えました。12年ぶり2度目となる今回の訪問は、中国とマレーシアの関係を一段と高い水準へ引き上げる節目と位置づけられています。
このタイミングで、セランゴール州を訪れたCGTNの取材班が、現地の住民に中国・マレーシア協力や貿易についての率直な声を聞きました。そこから見えてくるのは、外交文書だけでは捉えきれない「生活者の実感」です。
日常生活に浸透する中国製品
インタビューに応じた現地住民のノレハン・ビンティ・フシンさんは、「自宅にある多くの製品は中国製で、中国の製品を日常的に使っている」と語りました。
この一言は、中国とマレーシアの貿易協力が、統計上の数字だけではなく、暮らしの細部にまで届いていることを示しています。多くの家庭用品を通じて、両国の経済は静かに、しかし確実につながっています。
「相互に利益がある」貿易関係という評価
ほかの住民からも、中国とマレーシアの緊密な貿易関係は双方にとって利益がある、という声が聞かれました。安定した供給や選択肢の広がり、価格面でのメリットなど、生活者は身近なかたちで「相互利益」をイメージしていると考えられます。
一方で、中国にとってもマレーシアは重要な貿易相手であり、地域経済のパートナーです。こうした視点から見ると、住民の「ウィンウィン」という感覚は、両国関係の現在地を映す鏡ともいえます。
市民の声が示す、これからの中国・マレーシア関係
今年4月の国賓訪問は、首脳同士の関係強化だけでなく、市民レベルでのつながりを意識するきっかけにもなりました。外交や経済協力は、最終的には人々の日常にどう影響するかが問われます。
セランゴールで聞かれた「中国製品は身近」「貿易はお互いの利益になる」という感覚は、今後の中国・マレーシア協力を考えるうえで重要な手がかりです。インフラやデジタル経済、観光など、今後さまざまな分野で協力が進む可能性があるなか、こうした生活者の視点をどう生かしていくかが、アジア全体の安定と発展を考えるうえでもポイントになっていきます。
日本の読者にとっても、隣国どうしの協力を「現地の声」から読み解くことは、自国の対外関係を考えるヒントになります。2025年の中国・マレーシア関係の動きは、アジアの将来像を考えるうえで、静かにではありますが注目しておきたいテーマです。
Reference(s):
We Talk: Malaysian residents share views on China-Malaysia cooperation
cgtn.com







