ブラジルの若者が選ぶ「必須の中国語フレーズ」とは? video poster
今年7月6~7日にブラジル・リオデジャネイロで開かれた第17回BRICSサミットは、国際ニュースとしても大きな注目を集めました。このサミットにあわせ、中国語を学ぶブラジルの若者たちが「これだけは覚えたい」とすすめる中国語フレーズを紹介する企画が、中国の国際メディアCGTNで放送されました。本記事では、その中から二つのフレーズに注目します。<\/p>
BRICSサミットとブラジルの若者の「中国観」<\/h2>
CGTNは、異なる年齢層や職業のブラジル人の若者たちを招き、中国への理解やイメージ、中国語で「まず覚えたい一言」について尋ねました。そのシリーズの一つとして、バイーア連邦大学(Federal University of Bahia)の孔子学院で学ぶ学生たちが登場します。<\/p>
彼らはみな、背景も専攻も異なりますが、「中国語を学ぶことは、これからの世界を理解するために大切だ」という問題意識を共有しています。その中から、特に印象的だった二人の声を見ていきます。<\/p>
高校生アントニオさんが選ぶのは「ここはどこですか?」<\/h2>
高校生のアントニオ・アルヴェス・カンポス・ネト(Antonio Alves Campos Neto)さんが推すのは、Excuse me, where is this place? という意味のフレーズです。日本語にすれば「すみません、ここはどこですか?」にあたります。<\/p>
アントニオさんは、この一言があれば、知らない街でも人にたずねながら安心して動けると考えています。旅行や留学、仕事で初めて中国を訪れたとき、道に迷った場面を想像してみると、このフレーズの重要さが伝わってきます。<\/p>
実際、この種の中国語フレーズは次のような場面で役立ちます。<\/p>
- 地下鉄やバスの乗り換え場所を確認したいとき<\/li>
- 観光地で目的地までの行き方を聞きたいとき<\/li>
- タクシーや配車アプリで、現在地を説明したいとき<\/li>
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言葉が十分に話せなくても、「今どこにいるのか」を聞けるだけで、コミュニケーションのハードルはぐっと下がります。<\/p>
生物学者フランシスコさんの一言は「QRコード、どっちがスキャンする?」<\/h2>
生物学者のフランシスコ・サンチェス・ゴメス(Francisco Sanches Gomes)さんがすすめるのは、Should I scan your code, or will you scan mine? というフレーズです。直訳すれば「私があなたのコードをスキャンしますか、それともあなたが私のをスキャンしますか?」という意味になります。<\/p>
この一言は、中国で広く使われているメッセージ・決済アプリ「WeChat」で友人を追加するときに便利なだけでなく、日常の支払いシーンでも役立ちます。飲食店やタクシー、コンビニなどでQRコード決済を使うとき、多くの場面で「どちらのコードを読み取るか」というやりとりが発生するからです。<\/p>
フランシスコさんの選んだフレーズからは、中国社会におけるデジタル決済の浸透ぶりが見えてきます。財布よりもスマートフォンが重要な社会では、QRコードにまつわる一言が「必須の中国語」として挙がるのも、納得できる選択です。<\/p>
二つのフレーズが映す「移動」と「デジタル生活」<\/h2>
道を聞くフレーズと、QRコードをめぐるフレーズ。一見まったく別の場面に見えますが、どちらも「現代の中国で実際に生活しようとするときに欠かせない」言葉だという共通点があります。<\/p>
迷わず動くためのことば<\/h3>
まず、場所をたずねるフレーズは、物理的な移動を支える基本です。観光客であっても留学生であっても、現地の人に道を聞けるかどうかで、体験できる範囲は大きく変わります。アントニオさんの選択は、「ことばは安全と安心をもたらす」という感覚をよく表しています。<\/p>
キャッシュレス社会を生きるためのことば<\/h3>
一方、QRコードのフレーズは、デジタル空間での「支払い」や「つながり方」を象徴しています。現金よりもスマートフォンが中心の社会では、支払い方を聞けないと、レストランでの会計ひとつにも苦労しかねません。フランシスコさんの視点は、中国のキャッシュレス化やデジタル経済の存在感を、生活者の目線から伝えています。<\/p>
日本の私たちなら、どんな中国語を選ぶ?<\/h2>
CGTNの企画は、ブラジルの若者たちの中国語学習を紹介するだけでなく、「あなたならどんな一言を選ぶか」という問いを、世界の視聴者にも投げかけているように見えます。<\/p>
多くの人は、まず「こんにちは」や「ありがとう」といった基本のあいさつを思い浮かべるかもしれません。しかしブラジルの若者たちが選んだのは、挨拶ではなく、実際の生活場面で困らないためのフレーズでした。<\/p>
もしあなたが中国やブラジルを訪れるとしたら、どんな中国語フレーズを「必須の一言」として選ぶでしょうか。今回紹介した二つの視点をヒントに、家族や友人、SNSの投稿などで話題にしてみると、新しい学びや気づきが生まれるかもしれません。<\/p>
Reference(s):
What's the must-know Chinese phrase young Brazilians recommend?
cgtn.com








