国連80年とマラウイの若者:「すべての女の子にリーダーのチャンスを」 video poster
国連創設80周年の節目となる2025年、国際ニュースとしても注目されるビジュアル・ストーリーテリング企画「One Home: Shared Future」で、マラウイ出身の若者Vitumbiko Caroline Ng'omaさんが「すべての女の子にリーダーのチャンスを」と呼びかけています。<\/p>
この企画は、国連の節目の年に合わせて、CGTNが世界各地のコンテンツクリエイターと連携し、若い世代に「人類の未来」に対する思いやビジョンを共有してもらおうという取り組みです。<\/p>
国連80周年と「One Home: Shared Future」とは<\/h2>
2025年に80周年を迎えた国連は、「これからの80年」をどうつくるかという問いに直面しています。「One Home: Shared Future」は、その問いに対して、各国の若者が自分の言葉や映像で答えようとする国際的なストーリーテリングの試みです。<\/p>
企画のねらいはシンプルです。<\/p>
- 世界中の若者が抱く希望や不安を、可視化し共有すること<\/li>
- 「地球は一つの家」という視点から、人類共通の未来を考えること<\/li>
- 国や地域をこえた対話のきっかけをつくること<\/li>
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その中でNg'omaさんが選んだテーマは「social equity(社会的公正)」です。単に「みんな平等であるべきだ」と訴えるのではなく、「違い」を認めたうえで、機会の不公平をどう埋めていくかに焦点を当てています。<\/p>
Ng'omaさんが語る「社会的公正」:3つのポイント<\/h2>
Ng'omaさんによれば、「social equity(社会的公正)」とは、次のような考え方を含みます。<\/p>
- 違いを認識すること<\/strong>:人びとは出身地や性別、経済状況などさまざまな点で異なります。その違いを見ないふりをするのではなく、現実として認めることが出発点だといいます。<\/li>
- 不平等に向き合うこと<\/strong>:違いが「格差」や「排除」につながっている場合、それを是正する具体的な行動が必要だと強調します。<\/li>
- 社会的包摂を高めること<\/strong>:誰もが社会の一員として参加できるようにする「インクルージョン(包摂)」を、言葉だけでなく実際の仕組みとして広げていくことが欠かせないと語ります。<\/li> <\/ul>
この3つは、国や地域を問わず、多くの社会が直面している課題でもあります。Ng'omaさんのメッセージは、マラウイだけでなく、日本を含む世界の読者にも通じる問いかけになっています。<\/p>
「偶然の成功」ではなく「制度としてのチャンス」を<\/h2>
特にNg'omaさんが強調するのは、「農村に暮らす女の子たち」にとってのリーダーシップの機会です。彼女は、たまたま環境に恵まれた一部の人だけがリーダーの道を歩めるのではなく、すべての農村の女の子が、制度として平等に社会のリーダーシップに参加できるようにしたい<\/strong>と語ります。<\/p>
そのためには、個人の努力だけではなく、「制度としての保証」が不可欠だといいます。社会的公正の観点からは、たとえば奨学金やメンター制度、地方の子どもたちを支える教育政策など、女の子たちの挑戦を後押しする仕組みづくりが鍵になります。<\/p>
Ng'omaさんはまた、リーダーの場に女性や若者を「一人だけ」加えるだけでは不十分だと指摘します。文化的な壁や、構造的なバリアそのものを変えていかないかぎり、参加は「象徴」にとどまり、本当の変化は起きにくい<\/strong>という考え方です。<\/p>
重要なのは、「席を用意すること」だけではなく、その席で意見を述べ、意思決定に影響を与えられるようにすること。つまり、包摂(インクルージョン)を「見た目」ではなく「変革を生む力」に変えていくことが、社会の公平さにつながるというメッセージです。<\/p>
日本の私たちへの示唆:誰に「リーダーのチャンス」があるか<\/h2>
遠く離れたマラウイの若者の声ですが、その問いかけは日本社会にも通じます。私たちの身近な学校、職場、地域コミュニティでは、誰が「リーダーになりやすい」環境にいるでしょうか。<\/p>
Ng'omaさんのメッセージから、次のような視点を持つことができます。<\/p>
- 違いを前提に制度を設計する<\/strong>:居住地や家庭の事情などによるハンデを「自己責任」にせず、制度側でどう補うかを考える。<\/li>
- 「一人の成功」で満足しない<\/strong>:たまたま成功したロールモデルだけでなく、同じような背景を持つ人が何人も続く状態を目指す。<\/li>
- 象徴的なポジションにとどめない<\/strong>:若者や女性が意思決定の場で実際に発言し、影響力を持てるようにする。<\/li> <\/ul>
国連80周年の年に発信された「すべての女の子にリーダーのチャンスを」という呼びかけは、単なるスローガンではありません。誰がどのように社会に参加できるのかを問い直し、「偶然」ではなく「構造」と「制度」を変えることで、公平さと平等に近づこうとする具体的な提案でもあります。<\/p>
国際ニュースを通じて届いた一人の若者の声をきっかけに、私たち自身の社会の「社会的公正」をどこまで実現できているのか、静かに見つめ直してみるタイミングかもしれません。<\/p>
- 「一人の成功」で満足しない<\/strong>:たまたま成功したロールモデルだけでなく、同じような背景を持つ人が何人も続く状態を目指す。<\/li>
- 不平等に向き合うこと<\/strong>:違いが「格差」や「排除」につながっている場合、それを是正する具体的な行動が必要だと強調します。<\/li>
- 違いを認識すること<\/strong>:人びとは出身地や性別、経済状況などさまざまな点で異なります。その違いを見ないふりをするのではなく、現実として認めることが出発点だといいます。<\/li>
Reference(s):
Malawian youth calls for 'every girl to have a shot at leadership'
cgtn.com








