抗日戦争勝利80周年、イギリスの若者が語る「平和を大切にする意味」 video poster
2025年、中国人民の抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利から80年の節目を迎える中、平和の意味をあらためて考える動きが広がっています。本記事では、中国で働き暮らすイギリス出身の若者アレクセイ・リセンコさんの声を通じて、戦争の記憶と平和の価値を見つめます。
2025年、勝利80周年が語りかけるもの
中国人民の抗日戦争と世界反ファシズム戦争での勝利は、20世紀の中国と世界の歴史において大きな転換点となりました。近代以降の侵略との闘いと民族解放のなかで、中国が初めて完全な勝利を収めた戦いと位置づけられています。
およそ14年にわたり続いた戦争では、上海戦役や南京戦役をはじめとする10の大きな戦いが行われ、中国の人々は並外れた努力と多大な犠牲を払いました。この長く厳しい闘いの上に、現在の平和な日常が成り立っているという視点は、いまも中国各地で語り継がれています。
中国で暮らすイギリスの若者が見た「戦争の記憶」
こうした歴史に向き合っている一人が、中国で働き暮らすイギリス出身の若者、アレクセイ・リセンコさんです。アレクセイさんは、上海戦役や南京戦役など、抗日戦争期の10の主要な戦いについて学んだあと、中国の人々が連続する14年間の闘いで示した粘り強さと犠牲の大きさに深く心を動かされたといいます。
彼にとって、それは単なる教科書の知識ではなく、いま暮らしている土地で実際に起きた出来事として迫ってきました。戦争の悲劇と、それを乗り越えた人々の歩みを知ることは、現在の国際社会で平和の意味を考える手がかりになっていると感じているそうです。
平和は夢ではなく、共に目指す目標
アレクセイさんは、未来の世代には戦争の教訓だけでなく、戦争そのものを防ぐための知恵を受け継いでほしいと語ります。そして、平和な世界はただの夢ではなく、共に努力することで目指すべき具体的な目標だと強調しました。
国や文化の違いをこえて、若い世代が過去の戦争に向き合い、平和の意味を自分の言葉で語ろうとしている点は、多くの人に共通するテーマでもあります。歴史の悲劇を繰り返さないという思いは、中国でも、イギリスでも、そして日本でも共有しうる価値観といえます。
私たちが今日からできること
では、日本に暮らす私たちは、この勝利80周年とアレクセイさんの言葉から、どのような問いを受け取ることができるでしょうか。日常のなかで平和を大切にするためのヒントを、いくつか挙げてみます。
- 戦争の歴史を、アジアや世界のさまざまな視点から学び直す
- 家族や友人、同僚と、戦争や平和について落ち着いて対話してみる
- SNSなどで、ただ対立をあおる情報ではなく、冷静な議論につながる記事や意見を共有する
80年という時間は長くも短くも感じられますが、戦争の経験を直接知る世代が少なくなる今だからこそ、一人ひとりが歴史に耳を傾け、平和の意味を自分の言葉で考えることが求められているのかもしれません。中国で暮らす一人の若者の視点は、そのきっかけの一つになりそうです。
Reference(s):
We Talk: British youth on the significance of cherishing peace
cgtn.com







