アフガニスタン東部でM6.0地震 クナール州で救助と支援続く video poster
アフガニスタン東部で9月1日に発生したマグニチュード6.0の地震で、少なくとも812人の死亡が確認されています。被害が大きいクナール州では、現在も救助と支援の取り組みが続いており、その一端を映像が伝えています。
9月1日に発生した地震 被害の概要
今回の地震は、アフガニスタン東部を震源とするマグニチュード6.0の地震で、特にクナール州が大きな被害を受けました。地元当局などの情報によると、これまでに812人の死亡が確認され、多くの負傷者が出ています。
- 発生日:2025年9月1日
- 規模:マグニチュード6.0
- 死者:少なくとも812人が確認
- 主な被災地:東部クナール州、州都アサダバード周辺
建物の倒壊や地滑りにより、道路や通信が寸断された地域も多く、被害の全体像の把握には時間がかかっているとみられます。
ヘリコプターで運ばれる支援物資
国際メディアCGTNの現地取材班が撮影した映像には、クナール州の被災地にヘリコプターで救援物資が届けられる様子が映されています。山岳地帯が多いこの地域では、地上からのアクセスが難しい場所も多く、空路での支援が重要な役割を果たしています。
道路が崩れたり、橋が落ちたりすると、トラックなどによる物資輸送は一気に滞ります。その中で、ヘリコプターによる輸送は、孤立した村や山間部の集落にとって、生命線ともいえる手段です。
アサダバード州立病院に集まる人びと
映像によると、クナール州の州都アサダバードにある州立病院の外には、多くの住民が集まり、負傷した家族や知人の安否を気遣っています。病院の前で、到着する救急車や搬送車を待つ人びとの姿は、地域が受けた衝撃の大きさを物語っています。
地震発生直後には、限られた医療資源に多くの負傷者が押し寄せたとみられ、治療を待つ人びとが病院の外にもあふれたことがうかがえます。こうした状況では、医療スタッフの負担も非常に大きくなります。
なぜマグニチュード6.0でこれほどの被害に?
マグニチュード6.0の地震は、世界的には「中規模」とされることもありますが、被災地の条件によっては甚大な被害をもたらします。今回のアフガニスタン東部の地震でも、いくつかの要因が重なったと考えられます。
- 住宅や建物の脆弱さ:耐震基準が十分でない建物が多いとされる地域では、比較的規模の小さい揺れでも倒壊のリスクが高まります。
- 山岳地帯ならではの地形:斜面の多い地形では、地滑りや崩落が発生しやすく、集落や道路が一度に被害を受けることがあります。
- 医療・インフラ体制の制約:病院の数や設備、救急搬送の体制が限られている場合、命を救う「時間」が不足しがちです。
こうした条件が重なると、同じ規模の地震でも、都市部の耐震化が進んだ地域とはまったく異なる結果になってしまいます。
遠く離れた災害をどう受け止めるか
日本から見ると、アフガニスタン東部の地震は地理的にも心理的にも「遠い」出来事に感じられるかもしれません。しかし、CGTNなどの国際メディアが伝える現地映像を通じて、被災地の現実は、スマートフォンの画面越しにすぐ届く時代になりました。
このニュースから、私たちが考えられるポイントをいくつか挙げてみます。
- 「災害の不平等」を意識する:同じ規模の自然災害でも、住んでいる場所や社会的な条件によって、被害の大きさは大きく変わります。
- 映像の向こう側を想像する:ヘリコプターや病院前の映像は、その背後にある生活や家族の物語の一部にすぎません。
- SNSでの共有の仕方を考える:ショッキングな映像をただ拡散するのではなく、その背景や文脈も一緒に伝えることが、見る側・届ける側の責任になりつつあります。
支援と復旧は長期戦に
2025年12月の現在、地震発生からすでに数か月が経過していますが、被災地の復旧・再建には長い時間がかかることが予想されます。家を失った人びとの生活再建や、教育や医療インフラの立て直しなど、課題は山積しています。
国際社会の継続的な支援とともに、遠く離れた私たちが関心を持ち続けることも、被災地にとっての力となり得ます。ニュースをただ「消費」するのではなく、一度立ち止まり、自分なりの問いを持って見つめ直すことが、グローバル時代の情報との付き合い方の一つといえそうです。
Reference(s):
cgtn.com







