インドネシア学校崩落 東ジャワで何が起きたのか 目撃者が語る瞬間 video poster
インドネシア東ジャワ州シドアルジョ県で今年9月29日、学校の建物が崩落し、少なくとも91人の生徒ががれきの下敷きになりました。国際ニュースとして伝えられたこの事故を、現場の証言から振り返ります。
インドネシア・東ジャワで学校崩落
事故が起きたのは、インドネシアの東ジャワ州シドアルジョ県にある学校です。現地時間の9月29日午後、校舎の建物が崩れ落ち、生徒たちを含む多くの人が巻き込まれました。
学校という、日常と安全の象徴のような場所で起きた崩落は、地域社会に大きな衝撃を与えています。
地鳴りと揺れ、そして砂ぼこり ムニルさんの証言
現場近くに住むムニルさんは、崩落の瞬間をこう振り返っています。
家の中でゴロゴロという音が聞こえ、揺れを感じました。外に出ると、学校の方から火事のように砂ぼこりが上がっているのが見えました。
短い証言ですが、突然の異変、地面の振動、視界を覆う砂ぼこりという三つの要素から、その場にいた人々がどれほど強い恐怖と混乱に包まれたかが伝わってきます。
少なくとも91人の生徒ががれきの下敷きに
インドネシアの防災当局は10月1日、この学校崩落で少なくとも91人の生徒ががれきの下敷きになったと発表しました。短い時間のうちに、学校にいた多くの子どもたちが危険にさらされたことになります。
被害の全容や、崩落の原因がどこにあったのかについては、今後も当局の発表や調査結果が注目されます。
現場から伝えられる家族と医療現場の声
事故後、CGTN Stringerが現地に入り、目撃者や被害に遭った生徒の家族、さらに周辺の病院スタッフの声を伝えました。こうした現場の証言は、数字だけでは見えにくい人々の不安や緊張感を可視化する役割を果たします。
家族にとっては、学校からの連絡を待つ時間そのものが大きなストレスとなります。またこの種の事故では、一度に多くの人が病院に運び込まれる可能性があり、その場合、対応にあたるスタッフの心身への負担も避けられません。
日本からこのニュースをどう受け止めるか
インドネシアの学校崩落は、遠く離れた出来事に見えるかもしれません。しかし、子どもが集まる場所の安全や災害への備えという点では、日本社会とも共通する課題を含んでいます。
1. 子どもの学びの場の安全性
学校や保育施設、学習塾など、子どもが集まる建物の安全性をどう確保するかは、多くの国と地域に共通するテーマです。建物の状態の確認や定期的な点検、避難訓練のあり方など、日常の中でどこまで備えられているかが問われます。
2. 災害時の情報とコミュニケーション
今回のような事故では、現場の映像や証言が国際ニュースとして世界に伝えられます。一方で、現地の家族や地域の人々にとっては、確かな情報をどう素早く受け取れるかが命綱となります。
学校、自治体、メディアがそれぞれの役割をどう果たすのか。災害時の情報共有の仕組みを見直すきっかけにもなりそうです。
3. 体だけでなく心のケアも
学校の崩落のような出来事は、直接の被害を受けた人だけでなく、同じ学校に通う生徒や教職員、地域の人々の心にも強い影響を残します。治療や復旧と並行して、長期的な心理的サポートをどう用意できるかも重要な視点です。
事故から考える、これからの課題
発生からおよそ2か月が経った今も、インドネシアの学校崩落は、アジア各地の学校安全や防災体制を考える象徴的な出来事の一つになっています。
なぜ子どもたちの学びの場でこのような事故が起きたのか、そして再び同じことを起こさないために何ができるのか。遠くの国の出来事として片付けるのではなく、私たち自身の足元を見直す問いとして受け止めることが求められています。
Reference(s):
cgtn.com








