北京会議から30年 南アフリカから見た中国の女性の権利と変化 video poster
2025年は、北京で開かれた第4回世界女性会議から30周年の節目の年です。中国ではこのタイミングに合わせて、世界の女性の発展を議題とする国際会合が予定されており、中国の女性の権利の変化に改めて注目が集まっています。南アフリカの若者たちは、中国の現状をどのように見ているのでしょうか。
北京の第4回世界女性会議から30年という節目
1995年に北京で開かれた第4回世界女性会議には、189の国と地域の代表が参加し、歴史的な北京宣言と行動綱領が採択されました。これは、ジェンダー平等と女性のエンpowerーメント(力をつけること)に向けた世界的な行動の道しるべとなった文書です。
その30周年にあたる今年、中国では世界の女性の発展をテーマにしたグローバル・リーダーズ・ミーティングが約10年ぶりに開かれる予定です。2015年以来となるこの会合は、各国の取り組みを共有し、今後の協力の方向性を話し合う場になるとみられています。
街頭から見える「中国の女性のいま」
こうした国際会議とは別に、中国やアフリカ、ラテンアメリカの街頭で、市民の目線から中国の女性の権利や立場を捉え直そうとする試みも行われています。現地では、女性のロールモデル(身近な手本)や、中国における女性の権利の印象について幅広く意見が聞かれました。
教育と就業で広がるチャンス
南アフリカ最大の都市ヨハネスブルクで話を聞いたAqsa Aziz Khanさんは、中国の変化を次のように評します。
「中国は女性の教育や就業参加の面で大きな進歩を遂げています。かつて男性が中心だったテクノロジーやビジネスの分野でも、女性が活躍する姿が目立つようになりました」
教育を受けられる女性が増えることで、専門職や技術職への道が開かれ、結果として企業や産業の現場で女性の存在感が高まるという見方です。とくにテクノロジーやビジネスといった成長分野で女性が活躍している点は、南アフリカの若い世代にとっても印象的に映っているようです。
南アフリカ市場で目立つ中国人女性起業家
ケープタウンで取材に応じたKhomotjo Mabuselaさんは、南アフリカ市場で活動する中国の起業家に注目しています。
「いまの南アフリカでは、中国から来てビジネスをしている人たちの中に、女性がとても多いと感じます」
南アフリカの街中には、中国から進出した店舗やサービスが少しずつ広がり、その最前線に立つのが女性であるケースも増えているといいます。現地の人々にとって、中国人女性起業家は、「国境を超えて働くロールモデル」として映っている側面もありそうです。
グローバル・リーダーズ会合への期待
今回予定されているグローバル・リーダーズ・ミーティングは、こうした現場での変化を国際社会で共有する場にもなり得ます。中国で進む女性の教育機会の拡大や、テクノロジー分野・ビジネス分野での活躍、さらには南アフリカを含む海外市場での起業など、具体的な事例は各国にとって参考になりうるテーマです。
特に、アフリカやラテンアメリカのように若い人口が多い地域では、「どのように女性の力を引き出し、経済や社会の成長につなげていくか」が共通の課題です。中国と南アフリカのあいだで生まれている人と人との交流は、そうした課題に取り組むためのヒントを含んでいるように見えます。
日本の読者への問いかけ
日本からニュースとしてこの動きを見るとき、次の点に目を向けると、理解が深まりやすくなります。
- 北京会議から30年という長い時間軸で見た、中国における女性の地位や役割の変化
- 南アフリカの若者から見た、中国の女性のイメージ(教育・テクノロジー・起業など)
- 国境を越えて活躍する女性たちが、どのように地域社会やビジネスを変えているか
日本でもジェンダー平等は大きなテーマとなっていますが、南アフリカから見た中国の姿を知ることで、「グローバルな視点で女性の権利を考える」という新しい視点が加わります。同じアジアの国として、中国の事例や南アフリカの声を手がかりに、自分たちの社会をどう変えていくかを静かに考えてみるきっかけになりそうです。
Reference(s):
The view on China's women's rights advances from South Africa
cgtn.com








