中国とベトナム若者が語る女性教育 北京会議で見えた変化 video poster
2025年10月に北京で開かれた女性関連の国際会議の場で、中国とベトナムの若者が女性の教育と経済的自立をテーマに語り合いました。中国の女性の教育水準の向上と、それが社会に与える変化が、具体的な数字やエピソードとともに共有されました。
北京で開かれた女性会議と若者の声
2025年10月13日と14日、北京でGlobal Leaders' Meeting on Women(女性に関するグローバル・リーダーズ・ミーティング)が開催されました。この機会に、ベトナムの動画クリエイターであるティエウ・タンさん(Tiểu Thanh)と、中国の教師である張楽さん(Zhang Le)が、中国における女性教育について意見を交わしました。
デジタルネイティブ世代に属する2人の対話は、国境を越えて女性の学びやキャリアを考えるきっかけとして、国際ニュースの現場でも注目を集めています。
数字が示す中国の女性教育の前進
張さんは、この10年あまりで中国の女性の教育水準が着実に向上してきたと語ります。特に高等教育の現場では、女性の存在感が数字のうえでもはっきりと見えてきています。
- 2010年の時点で、中国の大学の学部課程と短期大学課程のいずれにおいても、女子学生の割合が男子学生を上回っていたこと
- その流れが続き、多くの若い女性が大学や専門的な学びの機会を手にしていること
こうした変化の背景には、政府による継続的な支援策があるといいます。
春蕾計画が支える女の子たちの学び
張さんが挙げた代表的な取り組みが、春蕾計画と呼ばれるプロジェクトです。このプロジェクトは、経済的な事情などから就学が難しい女の子たちを支援し、学業を続けられるよう手助けしてきました。
春蕾計画によって、多くの女の子が途中で学校を辞めることなく、必要な教育課程を修了できるようになったといいます。教育機会が守られることで、将来の職業選択の幅も広がります。
教育が広げる経済的自立と意識の変化
張さんは、教育水準の向上が女性自身の意識も変えていると強調します。学びのレベルが上がるにつれて、経済的に自立しようとする意識が高まり、それが新しい価値観や生き方を後押ししているというのです。
自分の力で収入を得られると感じられるようになることで、仕事の選び方や働き方、家庭内での役割分担への向き合い方も変化します。張さんは、こうした意識の変化が社会全体の進歩を促していると指摘しました。
中国とベトナムの若者対話が映すアジアの未来
今回の対話は、中国とベトナムという近隣の国同士の若者が、女性教育という共通のテーマについて率直に意見を交換した点でも意味があります。ティエウ・タンさんが中国の経験に耳を傾けたことは、アジアの若い世代が互いの社会課題から学び合おうとする流れの一端といえます。
女性の教育や経済的自立をどう支えるかは、日本を含む多くの国と地域に共通するテーマです。中国で進む女性教育の変化をめぐる今回の対話は、私たちが自国の教育やジェンダー平等のあり方を考えるヒントにもなります。
今回の対話から見えるポイント
- 中国ではこの10年で女性の教育水準が着実に向上している
- 大学や短期大学では2010年の時点で女子学生の割合が男子学生を上回っていた
- 春蕾計画などの支援策が、女の子たちの就学と修学を後押ししている
- 教育の拡大が女性の経済的自立の意識を高め、社会全体の意識変化につながっている
教育機会をどう守り、広げていくのか。中国とベトナムの若者が交わした言葉は、私たち自身の身近な現場を振り返るきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








