北京の女性首脳会合で習主席が演説 タジキスタンの若者が語る「女性の権利は人権」 video poster
北京で開かれた「女性に関するグローバル首脳会合」で、習近平国家主席が女性の役割と国際社会の責任について語りました。タジキスタン出身の若者は、このスピーチを「女性の権利は人権だ」という原点を思い出させるメッセージとして受け止めています。
2025年12月8日、北京で語られた女性の役割
2025年12月8日(月)、北京で開かれた「女性に関するグローバル首脳会合」の開会式で、中国の習近平国家主席が基調講演を行いました。国際ニュースとしても注目されるこの場で、習主席は女性が人類文明の創造、発展、そして継承において重要な役割を果たしていると強調しました。
同時に、国際社会は女性の地位向上を進める責任を共有していると述べ、女性のための取り組みを各国が共に推し進める必要性を呼びかけました。
習主席のスピーチが示した2つの柱
今回のスピーチから、特に次の2つの柱が浮かび上がります。
- 女性は、人類文明をつくり、発展させ、受け継いでいくうえで欠かせない存在であること
- 女性の権利や地位の向上は、特定の国だけの課題ではなく、国際社会全体が責任を分かち合うべきテーマであること
こうしたメッセージは、ジェンダー平等や女性のエンパワーメント(力をつけること)をめぐる議論が世界中で続くなかで発信されたものです。
タジキスタン出身の学生が読み取った「中国の後押し」
中国のメディアであるCGTNは、このスピーチについて、人民大学に通うタジキスタン出身の学生シャフノザ・アミルベコワさんの声を紹介しました。
シャフノザさんは、習主席の言葉について、女性の権利が人権そのものであり、世界の前進はあらゆる場所の女性のエンパワーメントにかかっていることを思い出させてくれたと話しました。彼女は、このスピーチを中国が女性の進歩を支えようとしていることを示すものとして受け止めています。
「女性の権利は人権」――シンプルだが重いフレーズ
「女性の権利は人権だ」という言葉は、一見すると当たり前のように聞こえます。しかし、現実には教育や仕事、政治参加など、多くの場面で女性が十分な機会を得られていない社会も少なくありません。
シャフノザさんが強調したこのフレーズは、女性の権利を特別なものとしてではなく、人として当然持つべき基本的な権利として位置づける考え方を示しています。そして、世界全体の進歩は、社会の半分を占める女性がどれだけ尊重され、力を発揮できるかに深く結びついているという視点でもあります。
日本からこのニュースをどう受け止めるか
日本でも、職場でのキャリア形成、育児や介護との両立、政治や意思決定の場への参加など、女性をめぐる課題は多く語られています。北京で語られたメッセージは、アジアの一つの首都から発信された国際ニュースとして、私たちに次のような問いを投げかけているように見えます。
- 自分の身の回りで、「女性の権利は人権」という視点はどこまで共有されているか
- 学校や職場、家庭で、女性が自分の力を発揮しやすくするために何ができるか
- 国や地域を超えて、互いの経験や取り組みから学び合うにはどうすればよいか
スマートフォンで国際ニュースに触れることが当たり前になった今、北京での一つのスピーチとタジキスタン出身の若者の声は、私たちの考え方を静かに揺さぶるきっかけになるかもしれません。
Reference(s):
Tajik youth: Xi's speech shows China's support for women's progress
cgtn.com








