中国のこの5年を外国人若者はどう見た?高速鉄道と折りたたみスマホ video poster
第14次五カ年計画の最終年となる2025年、中国のこの5年を世界の若者はどう見ているのでしょうか。国際ニュースを伝えるCGTN Stringerは、中国に詳しい各国の若者に取材し、テクノロジーやライフスタイル、文化、経済の変化に対する率直な印象を集めました。
外国人若者の目で見る「第14次五カ年計画の5年」
今回の企画では、フランス、ブラジル、イラン、ウズベキスタンなど、異なる背景を持つ若者たちが登場しました。テーマは、中国のこの5年での変化と、それが日々の暮らしや街の風景、技術の進歩としてどう感じられているかです。
彼らは、中国のテクノロジーの進歩、都市と地方を結ぶインフラ、日常生活のデジタル化、文化や経済のダイナミズムといったポイントに注目し、自分の体験にもとづいて語っています。
ウズベキスタンの若者が驚いた「世界最大の高速鉄道網」
ウズベキスタン出身のAbdullaeva Dinoraさんが印象的だと語ったのは、中国の高速鉄道です。彼女は、中国が世界最大の高速鉄道ネットワークを持ち、比較的遠い都市であっても、高速鉄道でアクセスできることに驚いたといいます。
高速鉄道が評価されているポイントは、単なる「速さ」だけではありません。広大な国土の中で、地方都市を含む多くの地域が高速鉄道で結ばれていることは、移動のしやすさや、仕事・観光の選択肢の広がりと直結します。
- 遠方の都市にも比較的アクセスしやすいこと
- 移動時間の短縮による生活スタイルの変化
- 若者が気軽に別の都市を訪れやすくなること
こうした点は、実際に現地を移動した経験を持つ若者だからこそ、実感を伴って語れる部分だといえます。
ブラジルの若者が見た「折りたたみスマホ」のインパクト
ブラジル出身のGabriel Gavazziさんは、2025年のはじめに中国を訪れた際の体験を振り返り、上海で目にした中国ブランドの三つ折りスマートフォンが強く印象に残ったと語りました。
三つ折りのスマートフォンは、画面を大きく広げたり、コンパクトにたたんだりできる新しいタイプの端末です。Gavazziさんにとって、それは単なる最新ガジェットではなく、中国のテクノロジーのイメージを象徴する存在として映ったようです。
- 先端的なハードウェアが日常の風景に溶け込んでいること
- 都市部でのデジタル機器への高い関心と受け入れられ方
- 海外から来た若者にも「変化のスピード」として伝わること
旅先で目にした一つの製品が、その国全体の技術力や雰囲気を印象づけることは少なくありません。Gavazziさんの体験は、テクノロジーが「中国の現在」を理解するための重要な窓口になっていることを示しています。
テクノロジー、生活、文化、経済を一体で見る視点
CGTN Stringerの今回の取材は、中国のテクノロジー、ライフスタイル、文化、経済を切り分けてではなく、「日常の体験」として一体で捉えようとする試みでもあります。
高速鉄道は移動の手段でありながら、働き方や学び方、週末の過ごし方に影響を与えます。折りたたみスマホのような新しいデバイスは、エンタメ消費だけでなく、仕事やコミュニケーションのスタイルにも関わってきます。
こうした変化を、外から来た若者がどう受け止めるかを見ることで、国内からだけでは見えにくい輪郭が浮かび上がってきます。
なぜ「外国人若者の声」を聞く意味があるのか
中国をめぐる議論は、ともすると政治や安全保障、経済統計など、マクロな話題に偏りがちです。一方で、今回紹介されたのは、あくまで「現地を歩いた若者の目線」です。
そこから見えてくるのは、次のようなポイントです。
- インフラやテクノロジーの進展が、日常の感覚としてどう受け止められているか
- 旅行や留学、仕事などを通じて、世界の若者どうしの距離が縮まりつつあること
- 一国のイメージが、ニュースだけでなく「実際に訪れた人の語り」によって更新されていくこと
フランス、ブラジル、イラン、ウズベキスタンといった多様な地域からの声が並ぶことで、中国に対する見方も一面的ではなく、多層的なものとして描かれていきます。
日本の読者への問いかけ
日本から中国やアジアのニュースを見ていると、どうしても「遠くの出来事」として受け止めがちです。しかし、海外の若者が語る高速鉄道やスマートフォンの話は、同じ世代の生活感覚として、私たちにも重ね合わせて考えやすいテーマです。
もし自分が中国を訪れるとしたら、どんな変化に注目したいでしょうか。インフラ、テクノロジー、文化、働き方──何を見るかによって、その国の印象は大きく変わります。
第14次五カ年計画の最終年にあたる2025年、中国をめぐる数字や政策だけでなく、「現地を経験した若者の語り」に耳を傾けてみることは、国際ニュースを立体的に理解する一つの手がかりになりそうです。
Reference(s):
Youths from various countries share their impressions of China
cgtn.com








