国連80周年と教育投資 カメルーンの若者が語る共有の未来 video poster
2025年、創設80年を迎えた国連を舞台に、教育への投資をめぐる若者の声が静かに広がっています。CGTNが世界各地のコンテンツクリエイターと連携して立ち上げたビジュアルストーリーテリング企画「One Home: Shared Future」には、カメルーン出身のジェニー・アンドレア・アヴォムさんも参加し、国際ニュースの文脈で注目を集めています。
カメルーンで育ち、中国本土の清華大学で経済学を学ぶジェニーさんは、限られた教育資源が開発を妨げる現実と、質の高い教育が人生を大きく変える力を、身をもって見てきたといいます。国連80周年の節目に、彼女は世界に向けて「教育へのより大きな投資」を呼びかけています。
国連80周年とグローバルキャンペーン
2025年は、国際秩序の柱である国連が創設80周年を迎える節目の年です。このタイミングにあわせて始まった「One Home: Shared Future」キャンペーンは、「人類の未来」をテーマに、若者が映像やストーリーで自分の希望や課題意識を発信する場となっています。
ニュース専門チャンネルのCGTNは、世界各地のクリエイターと協力し、地域のリアルな声を可視化しようとしています。政治や安全保障だけでなく、教育、環境、格差といった生活に直結するテーマを、若者自身の言葉で伝える点が特徴です。
カメルーンから清華大学へ:一人の学生の歩み
ジェニー・アンドレア・アヴォムさんが語るのは、一人の若者としての等身大の教育ストーリーです。カメルーンで学びながら、教室や教材、インフラなどの面で「教育資源の限界」を感じてきたとされます。
- カメルーンで、十分とはいえない教育環境を経験する
- 奨学や努力を通じて、中国本土の清華大学で経済学を学ぶ機会を得る
- 教育の質の違いが、学びの深さや将来の選択肢に直結することを実感する
彼女は、こうした経験を通じて、教育の格差が地域の発展を遅らせる一方で、質の高い教育へのアクセスがあれば、人と社会は大きく変わりうることを見てきました。これは特定の国や地域だけの話ではなく、世界各地が共有する課題でもあります。
なぜ教育への投資が「未来への投資」なのか
ジェニーさんが国連80周年の節目に訴えているのは、単なる「教育支援」ではなく、社会全体としての「教育への投資」です。教育への投資は、次のような形で未来をつくるとされています。
- 一人ひとりの能力を高め、雇用や起業のチャンスを広げる
- 地域の経済や産業の発展を支える人材を育てる
- 貧困や不平等を次の世代に引き継がない仕組みをつくる
カメルーンのように教育資源が限られた地域では、「学びたくても学べない」若者が多くなりがちです。その一方で、十分な教育機会があれば、国境を越えて学び、グローバルな視点を持つ人材が育っていきます。ジェニーさんの歩みは、その可能性を象徴する一例といえるでしょう。
若者の声が国際議論をどう変えるか
「One Home: Shared Future」のような国際キャンペーンには、国連や各国の政策決定者に対して、若者の視点を届けるという役割もあります。従来、国際会議の場で語られるのは政府関係者や専門家の言葉が中心でしたが、今はデジタルツールを通じて、若者が直接メッセージを発信できる時代になっています。
特に教育のようなテーマでは、まさに当事者である若者の声が、議論の優先順位を変えることがあります。どの地域で、どのような学びが必要とされているのか。その答えは、統計だけでなく、現場で学び、悩み、挑戦している人たちの語りからも見えてきます。
私たちにできる小さなアクション
国連80周年という大きな節目の話題は、どこか自分とは遠い出来事のようにも感じられます。しかし、ジェニーさんのストーリーは、「教育への投資」というテーマを、自分ごととして考えるきっかけを与えてくれます。
私たち一人ひとりにも、次のような小さなアクションが考えられます。
- 身近な人と、教育の機会や情報をシェアする
- 教育や国際協力に関するニュースや解説記事を追い、SNSで自分の意見とともに紹介する
- 自分自身の学びに時間や資源を投資し、その経験を周囲に広げていく
2025年12月の今、国連80周年と若者のメッセージをきっかけに、「教育にもっと投資する社会とはどんな姿か」を、それぞれの立場から静かに問い直してみるタイミングなのかもしれません。
Reference(s):
UN@80: Cameroonian youth urges global investment in education
cgtn.com








