ベトナムの若者が見た中国国際輸入博覧会 CIIEは「世界へ開く動的プラットフォーム」 video poster
2025年11月5日から10日まで、上海の国家会展・コンベンションセンターで第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)が開催されました。先月のこの国際ニュースについて、ベトナム出身の若者がどのように受け止めたのかは、中国市場やグローバルビジネスに関心のある読者にとってもヒントになります。
第8回CIIEを見つめるベトナムの若者
上海で行われた第8回中国国際輸入博覧会は、輸入に特化した国際的な博覧会として、多くの出展者と来場者が集まる場となりました。ベトナムの若者ティウ・タインさんは、このCIIEを「ダイナミックなグローバルプラットフォーム」として捉えています。
ティウさんによると、今年のCIIEは、単に製品を並べる展示会ではなく、ユーザーサービスや来場者の体験により重きを置いていた点が印象的だったといいます。
製品よりも惹かれたのは「ソリューションとアイデア」
ティウさんが特に強く感じたのは、出展者が見せる「ソリューション」と「アイデア」の力でした。彼女にとって、今年のCIIEで最も魅力的だったのは、目に見える製品そのものではなく、それらを支える発想や仕組みだったといいます。
例えば、企業が提案する新しいサービスモデルや、ユーザー体験を改善するための技術的な工夫などは、製品以上にその企業の方向性や価値観を映し出します。ティウさんの視点は、モノからコトへと価値の重心が移りつつある現代のビジネス潮流とも重なります。
ユーザーサービスと体験を重視するCIIEの姿
ティウさんは、今年のCIIEがこれまで以上にユーザーサービスと来場者の体験を重視していたと指摘します。展示の見せ方や会場運営だけでなく、参加者がストレスなく博覧会を楽しみ、ビジネス上の交流を深められるよう、全体としての設計が工夫されていたと受け止めています。
こうした姿勢は、博覧会そのものが一つの巨大なユーザー体験になっているとも言えます。参加者にとって心地よい体験が提供されるほど、そこで生まれる出会いや商談の質も高まりやすくなります。
ビザからライブ配信まで、見えない支援の最適化
CIIEの運営側は、表に見える展示だけでなく、参加者を支える仕組みの最適化にも力を入れていたといいます。ティウさんが挙げたのは、次のようなポイントです。
- ビザ手続きのサポート
- 税関(カスタム)での円滑な通関
- オンラインプラットフォームの活用
- ライブ配信を通じた双方向のコミュニケーション
これらの工夫は、出展者と来場者の双方にとって、博覧会への参加ハードルを下げる役割を果たします。会場外からもオンラインやライブ配信で情報にアクセスできることで、CIIEは物理的な会場を越えた広がりを持つプラットフォームへと変化しつつあるとも言えます。
ベトナムの若者が語る「中国市場は最も有望」
ティウさんは、中国市場について「世界で最も有望な市場」だと評価しています。彼女の目には、国際的な展開を目指す企業であれば、誰もが参入を目指したくなる市場として映っているようです。
この見方には、若い世代ならではのグローバルな感覚がにじみます。単に市場規模だけでなく、新しいサービスやアイデアを受け止める懐の深さ、そしてデジタル技術を活用した交流の場としての可能性に、彼女は魅力を感じていると捉えることができます。
日本の読者への問いかけ
今回のCIIEに対するベトナムの若者の視点は、日本から中国市場や国際ニュースを見つめる私たちにも示唆を与えます。
- 展示会や国際イベントを見るとき、製品だけでなく、その裏側にあるソリューションやアイデアに目を向けているか
- ユーザー体験や参加者の利便性を高める工夫を、どこまで重視できているか
- 中国市場の変化を、外側からのイメージだけでなく、現場に参加した人の声からも捉え直しているか
2025年のCIIEを巡るティウさんの言葉は、中国市場をどう見るかだけでなく、自分たちのビジネスやキャリアをどこに開いていくのかを考えるきっかけにもなります。国際ニュースをきっかけに、身近な対話や議論が生まれる余地は、まだまだ大きいと言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








