国際障害者デーと逆境を走り抜けるアスリートたち video poster
国際障害者デーと走り続けるアスリート
先週12月3日は、毎年世界で認識される国際障害者デーでした。2025年の今年も、障害のある人の権利や包摂をめぐる議論が各地で改めて注目されています。そうした流れの中で、CGTNの動画企画 We Talk: Inspiring athletes who run against adversity は、スペイン、シエラレオネ、ロシアの障害のあるアスリートたちの姿を通じて、逆境を生きる力を映し出しています。
12月3日は国際障害者デー
国際障害者デー(International Day of Persons with Disabilities、IDPD)は、毎年12月3日に世界で意識される国際デーです。障害のある人の権利と福祉を促進し、社会のあらゆる側面での包摂への理解を高めることを目的としています。
- 障害のある人の権利を尊重し広げること
- 健康や教育、仕事など、生活全体の福祉を支えること
- 学校、職場、スポーツ、文化活動など、社会のあらゆる場面で包摂を進めること
CGTNの動画が伝えるもの
CGTNが制作した今回の動画は、スペイン、シエラレオネ、ロシアの障害のあるアスリートたちのストーリーを追いかけています。動画のテーマは、愛や情熱、そして何度倒れても立ち上がるレジリエンスの強さです。
彼らは、障害によって人生を語られる存在ではなく、自らの選択と行動で物語をつくる人として描かれています。まさに、障害がその人を定義するものではないことを体現しているのです。
障害はその人を定義しないという視点
動画が示すメッセージはシンプルですが、奥行きがあります。障害の有無にかかわらず、人はさまざまな役割や側面を持つ存在です。親であり、友人であり、学生であり、働く人であり、そしてアスリートでもあります。
- 障害を理由に能力や可能性を決めつける偏見を手放すきっかけになる
- スポーツや文化など、得意な分野を通じて自分を表現する多様なロールモデルを示す
- 日常の会話やメディア表現で、無意識の差別的な言葉を見直すヒントになる
スポーツがつなぐ共感と連帯
国や文化が異なっていても、スポーツには共感を生む力があります。タイムや記録だけでなく、練習を積み重ねる姿、けがや挫折から戻ってくる姿に、誰もが自分自身の経験を重ねることができます。
スペイン、シエラレオネ、ロシアのアスリートたちの物語がひとつの動画に収められていることは、障害のある人の経験が特定の国や地域に限られたものではないという事実を思い出させます。同時に、それぞれの社会がどう包摂を進めていくかという問いも投げかけています。
私たちが今日からできること
国際障害者デーは1日限りの行事ではなく、日々の行動を見直すきっかけです。動画をきっかけに、私たち一人ひとりができる小さなステップを考えてみることも大切です。
- 言葉を選ぶ: 障害を強調しすぎる表現ではなく、まず人として紹介することを心がける
- 当事者の発信に触れる: メディアやSNSで、障害のある人自身が語る記事や動画を意識的に探してみる
- ストーリーを共有する: 感じたことや学びを、家族や友人、SNSでシェアし、周囲との対話につなげる
逆境の中を走り続けるアスリートたちの姿は、障害の有無を超えて、多くの人にとっての励ましになります。2025年の国際障害者デーを過ぎた今も、このメッセージを日常の中で生かしていけるかどうかが、私たち社会の成熟度を試しているのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








