マルセイユから上海へ フランス人アーティストが見た二つの都市と中仏関係 video poster
フランスのマクロン大統領が北京に到着し、4度目の国賓訪問を始めました。国交樹立から61年以上がたつ中国とフランスの関係を、マルセイユ出身のアーティスト、Quentin Foucqueさんのマルセイユと上海、二つの都市の物語から見ていきます。
マクロン大統領の訪中と、続く中仏関係
フランスのEmmanuel Macron大統領は水曜日、北京に到着し、中国への4度目の国賓訪問を開始しました。今回の訪中は、両国が関係強化を続けていることを示す最新の動きです。
中国とフランスの外交関係は樹立から61年以上がたち、その間にさまざまな分野で協力が広がってきました。
- 文化交流
- 経済協力
- 人と人との交流(人的交流)
こうした協力の広がりは、国レベルの外交だけでなく、一人ひとりの出会いや経験にも支えられています。その具体的な一例が、マルセイユ出身のアーティスト、Quentin Foucqueさんです。
1987年生まれ、姉妹都市と同じ年に生まれたアーティスト
Quentin Foucqueさんは、フランス南部の都市マルセイユ出身のアーティストです。彼が生まれた1987年は、ちょうどマルセイユと上海が姉妹都市になった年でもあります。
都市どうしのパートナーシップが結ばれた年に、両方の都市と縁を持つことになる人物が生まれていたというのは、象徴的な出来事だといえます。
2010年、2週間の上海旅行で「恋に落ちた」
2010年、Foucqueさんは2週間の休暇で初めて上海を訪れました。この短い滞在が、彼の人生と創作に大きな影響を与えることになります。
上海は、彼の目には活力とチャンスにあふれた大都市と映りました。未来的な高層ビルが立ち並び、夜になるとネオンの光が街を彩る――そんな光景に、彼は深く心を動かされたといいます。
彼にとって上海は、まさに未来と可能性を象徴する場所になりました。
マルセイユと上海、二つの都市を結ぶまなざし
記事タイトルにある「Marseille to Shanghai」という視点は、二つの都市のあいだを行き来する感覚を呼び起こします。雰囲気は異なっていても、どちらも国際的な顔を持つ大都市であり、さまざまな文化が交わる場所です。
Foucqueさんは、マルセイユで育った感性を持ちながら、上海のスピード感やネオンの光、未来的な都市空間に強く魅了されています。そのまなざしは、姉妹都市どうしの距離をぐっと縮める役割を果たしているとも言えるでしょう。
都市間の協力や姉妹都市提携は、ともすると行政どうしの話に見えがちですが、実際には、アーティストや学生、ビジネスパーソンなど一人ひとりの経験によって意味を持ちはじめます。
人と人との交流がつくる国際関係
今回のマクロン大統領の訪中は、文化や経済、人的交流を含む中仏関係の大きな流れの一部として位置づけられます。その背景には、Quentin Foucqueさんのように、具体的な都市と都市、人と人のつながりを生きている人たちがいます。
この国際ニュースを日本語で読む私たちにとっても、彼のストーリーは次のような問いを投げかけます。
- 自分が暮らす街と、海外のどの都市が姉妹都市なのかを知っているか
- 旅行先や留学先で出会った人や風景が、その後の仕事や人生観をどう変えうるか
- 外交や経済協力のニュースを、人と人との出会いの積み重ねとして捉え直せるか
2025年12月現在、中国とフランスは、文化、経済、そして人と人との交流を通じて関係を深め続けています。マルセイユ出身の一人のアーティストが上海に強く心を惹かれたというエピソードは、その大きな流れのなかにある、小さくも印象的な物語だと言えるでしょう。
Reference(s):
We Talk: Marseille to Shanghai, a French artist's life in two cities
cgtn.com








