中国本土・大理で根を張る——スウェーデン人農家パトリックさんの2025年 video poster
2025年、スウェーデン出身のパトリック・バクシュテッターさんが中国本土に戻り、雲南省大理で自然農法に挑戦しながら地域に溶け込んでいく歩みが静かな注目を集めています。
大理で始めた「耕さない」農業
パトリックさんは2025年、中国本土へ戻って大理に定住。蒼山(そうざん)のふもとで土地を借り、"no-till"(不耕起=土を大きく耕さない)を軸にした自然農法に取り組み始めました。
当初は「外国人が山のふもとで農業を?」と、地元では珍しさもあって好奇の目で見られたといいます。それでも日々の作業を積み重ねるうちに、働きぶりそのものが信頼につながり、少しずつ地域の一員として受け入れられていきました。
今年、外国人永久居留身分証を取得
2025年の節目として、パトリックさんは中国の外国人永久居留身分証を取得しました。本人にとっては「ようやく本当に“地元の人”になれた」と感じられる出来事だったとされています。
制度の話に引き寄せすぎずに見れば、ここでのポイントは一枚のカードそのものよりも、暮らしの実感が“よそ者”から“生活者”へ移っていく感覚にあります。
父と走った4,500キロ——道中で深まった土地への愛着
さらに今年、パトリックさんは父親とともに約4,500キロのロードトリップで中国本土を横断。道中で出会った人々や出来事が、土地の温かさへの実感をいっそう強めたといいます。
- 旅の長さが「地域の違い」を体感させたこと
- 出会いが「暮らしの手触り」を増やしたこと
- 移動が「この場所で生きる意味」を輪郭づけたこと
「年々よくなっている」——家族の“これから”を置ける場所として
現在(2025年12月時点)、パトリックさんは「人生も、身の回りのことも、年々よくなっている」と感じているそうです。中国本土は本人と家族にとって“家”になり、娘が成長していく場所としても美しいと語ります。
海外から来た一人の農家が、土地を借り、土に向き合い、近所の目線と日常のリズムのなかで信頼を積み上げる。派手さはなくても、いまの時代に多くの人が探している「暮らしの確かさ」を映すエピソードとして、静かに共有されていきそうです。
Reference(s):
Stories in 2025: Planting roots in China — A Swedish farmer's journey
cgtn.com








