ブラジル出身25歳留学生、アルティメットで広がる中国のキャンパス生活 video poster
言葉や文化が違っても、たった一度の「投げる・受ける」で距離が縮まる――。中国の大学で学ぶブラジル出身の留学生が、カメラとスポーツを手に人とのつながりを広げています。
初めての海外、中国本土へ――「もっと人とつながりたい」
ベナチ・カララ・ピエトロさん(25)はブラジル出身。国際交流の機会を得て、初めて祖国を離れ、中国本土の中国伝媒大学(Communication University of China)に留学しました。動機はシンプルで、「より多くの人とつながりたい」という思いだったといいます。
学ぶ・旅する・撮る:キャンパスの日常をカメラに
中国での生活は、授業だけでは終わりません。ピエトロさんは学業のかたわら各地を訪れ、友人をつくり、大学の何気ない瞬間をカメラで切り取っていきます。教室やキャンパスの空気感、友人たちの表情といった「日常の断片」を記録する行為が、異国での生活を自分の言葉にしていく作業にも見えます。
共通言語は「ディスク」:アルティメットで生まれた仲間
もう一つの軸が、アルティメット(フリスビーを使うチームスポーツ)です。ピエトロさんは競技を通じて、多くの中国人チームメートと出会いました。
本人が印象的に語るのは、違いを越える感覚です。見た目、言語、文化が異なっていても、フィールドでは「投げる」「受ける」というシンプルな動作が、初対面同士を一気にチームメートに変えていく――そんな実感があるといいます。
フィールドで起きていること(ピエトロさんの視点)
- 複雑な会話より先に、プレーで意思疎通が成立する
- 成功も失敗も共有され、関係が短時間で濃くなる
- 「知らない人」から「同じ目標を持つ仲間」へ切り替わる
2025年のいま、留学体験が投げかける小さな問い
2025年12月24日現在、国際交流は「制度」や「肩書」だけで語りきれない局面が増えています。ピエトロさんのエピソードが目を引くのは、特別な出来事というより、日々の練習や授業、撮影といった積み重ねの中で、関係が静かに立ち上がっていく点です。
国や言語の違いを一気に消す魔法はなくても、同じ方向に走り、パスをつなぐ時間が、相手を「遠い存在」から「具体的な誰か」に変えていく。留学の価値が、そんな手触りとして伝わってきます。
Reference(s):
cgtn.com








