ミラノ・コルティナ2026開幕、スペイン若手スピードスケーターの挑戦 video poster
2026年2月7日(北京時間)にミラノ・コルティナ冬季オリンピックが開幕し、世界の視線はイタリアへ向いています。開幕から数日がたった今、注目したいのが“伝統国”だけではない、スペインのスピードスケート選手たちの静かな奮闘です。
開幕したミラノ・コルティナ、舞台は4つの主要ゾーンへ
今大会は、複数の開催地にまたがる形で競技が進み、選手たちは4つの主要な競技ゾーンを行き来しながらメダルを争います。冬季競技が「一部の国のもの」ではなくなっていく流れを、会場配置そのものが象徴しているようにも見えます。
ローラースケートから氷へ──マドリードから世界へ滑り出す2人
映像に登場するスペインのスピードスケーターは、17歳のアイトール・サンチェス選手と、22歳のバレンティナ・メンドーサ選手。2人は共通して、最初に乗ったのは氷上のスケート靴ではなくローラースケートでした。
スピードスケートは、1周400メートルのリンクを高速で周回し、タイムを競う競技です。直線の伸びだけでなく、カーブでの姿勢や刃(ブレード)の置き方が、結果に直結します。彼らが語らずとも伝わってくるのは、スピードと自由をまといながらも、時計と闘い続けるスポーツの緊張感です。
練習は週6日、脚力と心肺を削り出す「複合メニュー」
2人は週6日、強度の高いトレーニングを積み重ねています。中心になるのは、氷上練習に加えて、以下のようなクロストレーニング(競技外の補強)を組み合わせる形です。
- 自転車トレーニング:心肺能力と持久力、脚の回転力を養う
- ウエイトリフティング:スタート局面や加速に必要な爆発力をつくる
- スケーティング反復:フォームの安定とコーナリングの精度を詰める
勝敗を分けるのは、ほんの数百分の一秒。ブレードを押し出す一回一回、わずかな速度の上積みが、世界の舞台へ近づく“加速度”になります。
「小さな競技環境」からの挑戦が、今大会の見どころになる
ローラースケートから氷へ移るキャリアは、必ずしも遠回りではありません。身体のバランス感覚やリズム、反復の強さを先に身につけ、氷上で技術を研ぎ澄ませていく。そうした育ち方は、競技インフラや練習環境が限られる地域で、現実的な選択肢にもなります。
ミラノ・コルティナ2026が進むこのタイミングで、スペインの若手選手たちが見せるのは、派手な物語というより「練習の密度が未来を連れてくる」という事実です。メダル争いの外側にも、五輪を五輪たらしめる挑戦が確かにあります。
ポイント(さっと整理)
- ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは2026年2月7日に開幕
- スペインの2選手はローラースケート出身で、氷上へ転向
- 週6日の練習で、自転車・筋力・氷上反復を組み合わせる
- スピードスケートは“数百分の一秒”を削る競技。積み重ねが勝負を決める
Reference(s):
The training of Spanish speed skaters and their Olympic dreams
cgtn.com








