米軍艦が紅海でフーシ派のドローン・ミサイル攻撃を迎撃 国防総省が発表
バーブ・アル・マンデブ海峡で米艦が攻撃受ける
米国防総省は火曜日、イエメンのフーシ派が発射した無人機(ドローン)やミサイルを、バーブ・アル・マンデブ海峡を通航中の米軍艦艇が撃墜したと発表しました。攻撃を受けたものの、艦艇に損害は出ていないとしています。
フーシ派は「紅海とアラビア海で2つの作戦」と発表
これに先立ち、フーシ派は、米海軍艦艇を標的とした軍事作戦を紅海とアラビア海で2回実施したと主張しました。同組織の軍事報道官は、この2つの作戦はあわせて約8時間続いたと説明しています。
報道官のヤヒヤ・サレア氏によると、
- 1つ目の作戦では、アラビア海を航行中の米航空母艦を、複数のミサイルとドローンで狙った
- 2つ目の作戦では、紅海にいた米駆逐艦2隻に対し、ミサイルとドローンを発射した
とされています。
米側「ドローン8機とミサイル8発を迎撃、被害なし」
米国防総省のライダー報道官は月曜日に起きた事案について、2隻の米軍艦艇が少なくとも8機のドローン、5発の対艦弾道ミサイル、3発の対艦巡航ミサイルによる攻撃を受けたと説明しました。いずれの飛翔体も迎撃され、艦艇に損傷はなかったとしています。
一方で、フーシ派側が標的としたと主張した航空母艦「エイブラハム・リンカーン」への攻撃について、ライダー報道官は「そのような攻撃があったとは承知していない」と述べ、認識に食い違いがみられます。
紅海とバーブ・アル・マンデブ海峡の緊張が続く
紅海とアラビア海をつなぐバーブ・アル・マンデブ海峡は、アジアと欧州を結ぶ海上輸送の要衝です。ここでの安全保障上のリスクが高まると、エネルギーや物資の輸送に影響が及ぶ可能性があり、国際社会の関心が高まっています。
こうした軍事行動は、紅海周辺の安全保障環境が不安定であることを改めて印象づけるものです。2024年1月には、米政府がフーシ派をテロ組織に指定したことに抗議する集会が、イエメンのサナア近郊で開かれました。
これから注目したいポイント
今回の攻撃とその応酬は、紅海情勢が依然として不安定であることを示しています。今後、次のような点が焦点になりそうです。
- 米軍艦艇による警戒・護衛活動がどこまで拡大するのか
- フーシ派が今後もドローンやミサイル攻撃を継続するのか、それともエスカレーションを抑えるのか
- 商船やエネルギー輸送ルートへの影響が、各国の外交・安全保障政策にどう反映されるのか
日本にとっても、紅海はエネルギーや物流を支える重要な海域です。遠い海で起きている軍事的な緊張が、私たちの日常の物価やサプライチェーンにどのようにつながるのか、今後も注視していく必要があります。
Reference(s):
Pentagon: U.S. warships repelled attack from Yemen's Houthis
cgtn.com








