中国の趙楽際氏がポルトガル訪問 二国間協力と対EU関係の前向きなエネルギーを強調
中国の全国人民代表大会常務委員会の趙楽際委員長が、木曜日から土曜日にかけてポルトガルを公式友好訪問し、中国とポルトガル、そして中国とEUの関係強化に向けたメッセージを発信しました。
中国のトップ立法機関トップがリスボンへ
中国のトップ立法機関である全国人民代表大会常務委員会の趙楽際委員長は、公式友好訪問としてポルトガルを訪れました。訪問期間中、ポルトガルのマルセロ・レベロ・デ・ソウザ大統領、ルイス・モンテネグロ首相、ジョゼ・ペドロ・アギアル=ブランコ国会議長と相次いで会談しました。
趙氏はレベロ・デ・ソウザ大統領との会談で、中国の習近平国家主席からの親しいあいさつと祝意を伝えました。そのうえで、ここ数年、中国とポルトガルの包括的戦略パートナーシップは両国首脳の戦略的な指導のもとで着実に深まっていると強調しました。
一帯一路と文化交流で深まる中国・ポルトガル関係
趙氏は、中国とポルトガルの協力は、一帯一路と呼ばれるインフラや貿易を通じた連結性強化の枠組みのもとで着実に進展していると評価しました。また、文化交流や人的交流も豊かであるとし、両国の関係が経済・インフラだけでなく、人と人とのつながりの面でも深まっていることを示しました。
一つの中国の原則への支持に謝意
中国側は、ポルトガルが長年にわたり一つの中国の原則を支持してきたことに謝意を示しました。そのうえで、中国とポルトガルは、互いに尊重し合い、対等な立場で向き合う良き友人であり、信頼できる共同発展のパートナーであり、文明間の相互学習を進める親しい仲間でありたいと呼びかけました。
中国・EU関係に前向きなエネルギーを
今回のポルトガル訪問で趙氏が繰り返し強調したのが、中国とEUの関係により多くの前向きなエネルギーを注ぎ込みたいという点です。中国は、EU加盟国の一つであるポルトガルとの協力を広げることで、中国・EU関係全体の安定と発展に貢献したい考えを示しました。
具体的な分野としては、インフラ整備、貿易、グリーン分野やデジタル分野での協力、人材交流などが想定されます。ポルトガル側が今後どのように応じ、中国と共にどのような協力プロジェクトを進めていくのかが次の焦点となります。
日本の読者にとっての意味
中国とポルトガルの関係強化は、一見すると日本からは遠い話題に見えるかもしれません。しかし、EUと中国の対話や協力の行方は、日本企業のビジネス環境や世界経済の安定にも間接的に影響します。
- EU市場を視野に入れる日本企業にとって、中国・EU関係の安定はリスク管理の重要な要素となります。
- インフラやデジタル分野での国際協力は、標準やルール作りの面で日本にも波及してきます。
- 文化・人的交流の拡大は、学生や研究者、クリエイターなどに新たなチャンスをもたらす可能性があります。
今回の趙楽際氏のポルトガル訪問は、中国とEUの間でどのような協力のかたちが模索されているのかを読み解く一つの手がかりといえます。今後の両国、そして中国とEUの動きを静かに注視していきたい局面です。
Reference(s):
China's top legislator visits Portugal, eyes closer cooperation
cgtn.com








