上海で「グローバル・サウス」フォーラム 南のパートナーシップはどこへ向かう? video poster
中国・上海で今月、「グローバル・サウスと世界の近代化」と題したフォーラムが開かれました。世界各地から集まった専門家や起業家が、グローバル・サウスの発展とパートナーシップのあり方を議論したこの動きは、日本から見ても注目すべき国際ニュースです。
上海で開かれた「グローバル・サウスと世界の近代化」フォーラム
フォーラムは、グローバル・サウス(アジア、アフリカ、ラテンアメリカなど新興・途上国を中心とする地域)の視点から、これからの世界の近代化や持続可能な発展を考える場として、木曜日に上海で開催されました。
会場には、各国の専門家、研究者、起業家らが参加し、「発展の原動力は何か」「どのようなパートナーシップが公平で持続的な成長につながるのか」といったテーマについて意見を交わしました。
議論の焦点:グローバル・サウスの「発展の原動力」
参加者たちは、グローバル・サウスの発展を支える力として、次のようなポイントに注目しているとされています。
- 自国のニーズに合ったインフラ整備や産業育成
- デジタル技術を活用した新しいビジネスや公共サービス
- 気候変動や貧困といった共通課題に対する協力
- 南南協力と、多国間の対話を通じたパートナーシップの強化
こうした議論は、単に経済成長の数字を追うのではなく、「誰のための発展か」「どのように分かち合うか」という問いとも深く結びついています。
CGTNが伝える現場の声
中国の国際メディアであるCGTNは、フォーラムの会場で複数の参加者にインタビューを行い、グローバル・サウスのパートナーシップに対するそれぞれの考えを伝えました。
インタビューに応じた参加者たちは、互いの経験や知見を持ち寄り、協力を重ねることで、新たな成長のチャンスをひらけるという期待を語ったとされています。また、単なる資金援助ではなく、人材交流や技術協力といった「双方向の関係」の重要性も指摘されました。
なぜ今、グローバル・サウスが重要なのか
現在、世界経済や国際政治の中で、グローバル・サウスの存在感は高まり続けています。人口、経済成長率、市場の拡大などの面で、これらの国や地域が担う役割は大きくなっています。
同時に、多くの国がインフラ不足、気候変動、格差といった課題にも直面しています。そのため、グローバル・サウス同士が連携し、経験や技術を共有することは、持続可能な発展への重要な鍵とみなされています。
日本から見る「南のパートナーシップ」
日本の読者にとっても、グローバル・サウスの動きは決して遠い話ではありません。サプライチェーン、エネルギー、デジタル市場など、日本企業や社会と密接につながる分野が多く含まれています。
今回の上海でのフォーラムは、グローバル・サウスの国々とともに、どのような形で協力や共創ができるのかを考えるうえで、一つのヒントを与えるものだといえるでしょう。
日常のニュースに追われる中で、「南の視点」から世界を見ることは、自分たちの暮らしや仕事を見直す機会にもなります。今後も、こうした国際対話の場がどのように広がり、具体的なプロジェクトや連携につながっていくのかが注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








