韓国ユン大統領の弾劾審判、初弁論は1月14日 憲法裁判所が日程公表
韓国(大韓民国)の憲法裁判所が、ユン・ソクヨル大統領の弾劾審判で初めての弁論を1月14日に開くと発表しました。大統領本人の出廷が義務づけられたうえ、出廷を拒んだ場合に備えた第2回期日も設定されており、韓国政治の行方を左右する重要な局面となります。
ユン大統領の弾劾審判、初弁論は1月14日に指定
憲法裁判所によると、ユン・ソクヨル大統領の罷免(職務から退かせるかどうか)を判断する弾劾審判の「初弁論」が、1月14日に開かれる予定です。これは、弾劾の是非を巡る本格的な審理のスタートとなる節目です。
この初弁論には、ユン大統領本人が出廷することが求められており、憲法裁判所は「出廷義務」があると明確にしています。トップ自らが法廷に立つことになるかどうかは、象徴的な意味も大きく、国内外の注目が集まっています。
出廷拒否に備えた「第2回期日」も設定
憲法裁判所は同時に、1月16日に第2回の弁論期日を予定していると明らかにしました。これは、ユン大統領が14日の初弁論への出廷を拒んだ場合に備えたものとされています。
発表されたポイントを整理すると、次のようになります。
- 初弁論期日:1月14日
- 対象:ユン・ソクヨル大統領の弾劾審判
- 大統領本人の出廷:義務づけ
- 予備的な第2回期日:1月16日(14日に出廷がない場合を想定)
2025年12月時点で、これらの弁論はまだ行われておらず、年明けの審理開始に向けて、韓国社会と国際社会の関心が高まっている状況です。
憲法裁判所の役割と、今回の日程が持つ意味
韓国の憲法裁判所は、法律や国家の重要な決定が憲法に合致しているかどうかを最終的に判断する機関で、大統領の弾劾についても審理する役割を担っています。今回の審判では、ユン大統領を職から退かせるかどうかが争点となり、結論次第では韓国の政権構造そのものに大きな影響を与えます。
今回の発表で注目されるのは、とくに次の2点です。
- 出廷義務の明示:大統領本人に初弁論への出廷を義務づけたことで、審理を形式的な手続きにとどめず、当事者の説明責任を重視する姿勢が示されたとも受け止められます。
- 短い間隔での第2回期日:わずか2日後の1月16日に第2回期日を入れていることは、出廷の有無にかかわらず審理を進める意思の表れとみることもできます。
これから何が焦点になるのか
年明けの弁論開始に向けて、今後の主な関心ポイントは次のような点です。
- ユン大統領が初弁論に出廷するかどうか
本人が法廷に立つのか、それとも代理人に委ねるのかは、国内世論や政治的メッセージに直結します。 - 審理のスケジュール感
短期間で判断が出るのか、それとも長期化するのかは、韓国の政治・経済の安定にも影響を与えます。 - 社会や市場の反応
SNSを含む世論、与野党の対応、金融市場の動きなど、政治以外の分野にも波及効果が及ぶ可能性があります。
日本からどう見るか——「隣国の制度」を知る意味
日本にいる私たちにとっても、韓国の弾劾審判は「隣国のニュース」にとどまらず、民主主義の在り方や権力のチェックの仕組みを考えるきっかけになります。
- 国家のトップに対する法的なチェックは、どのように設計されているのか
- 司法が政治に関わるとき、その独立性や正当性はどう担保されるべきか
- SNS時代の世論が、こうした重大な判断にどう影響しているのか
2025年12月の時点では、審判の行方も結論もまだ見えていません。だからこそ、「結果」だけでなく、「どのようなプロセスで決まっていくのか」を追いかけることが、今後の国際ニュースを読み解くうえで大切になってきます。
Reference(s):
South Korea to hold first hearings on Yoon's impeachment trial Jan. 14
cgtn.com








