ワシントンD.C.で就任式を前に大規模封鎖 トランプ氏集会に2万人
米ワシントンD.C.では、ドナルド・トランプ次期大統領の就任式を前に、市中心部で大規模な道路封鎖と厳重な警備態勢が敷かれています。就任式関連の動きや治安対策は、日本からも注目すべき国際ニュースとなっています。
議事堂とホワイトハウス周辺で道路封鎖
現地時間の日曜日、連邦議会議事堂やホワイトハウス、キャピタル・ワン・アリーナ周辺の多くの通りでは、すでに数日前からフェンスやバリケードによる封鎖が続いています。就任式に向けた人波の流入を管理するためで、歩行者の動線も細かく制限されています。
日曜日の午後も、特にキャピタル・ワン・アリーナ周辺では作業員がフェンスを設置し続けていました。就任演説や祈とう、各種スピーチが連邦議会議事堂内の円形ホールに移されることが発表され、周辺エリアの重要性が一段と高まっています。
キャピタル・ワン・アリーナは支持者集会の拠点に
行事の一部が屋内に移されたことで、キャピタル・ワン・アリーナはトランプ氏の集会会場として重要な役割を担うことになりました。トランプ氏は日曜日に同アリーナで集会を開き、月曜日の就任式後にも支持者と会う予定とされています。
およそ2万人が集まったとされるこの集会では、会場周辺の安全区域が拡大され、検問所も増設されました。地元報道によると、ワシントンのシークレットサービス現地責任者マット・マククール氏は、ニューオーリンズで起きた最近のテロ攻撃の再発を防ぐための措置だと説明しています。
2万5千人の治安要員、地下鉄や橋も一時閉鎖
キャピタル・ワン・アリーナ周辺では、警察官に加え州兵部隊も多数展開し、物々しい雰囲気となっています。就任式当日の警備には、合わせて2万5千人の治安要員が動員される見通しです。
地下鉄駅4か所が月曜日に閉鎖されるほか、バージニア州とワシントンD.C.を結ぶ橋や高速道路のランプも、就任式当日は一部通行止めとなる可能性があります。通勤や観光で市内を訪れる人にとっては、大きな交通制限となりそうです。
雪まじりの寒さでも続いた長蛇の列
日曜日の集会には、約1マイルに及ぶ長い列ができ、人々は入場のために何時間も待ち続けました。しかし会場の収容人数には限りがあり、数千人は中に入れず、午後になると雨や雪が降り始めたため、列を離れる人も出ました。
それでも多くの支持者はとどまりました。ニュージャージー州ウェストフィールドから訪れたトランプ支持者のリア・アグアノさんは、トランプ・ヴァンスの旗を手にしながら「天気は悪いけれど、その一部でいられることがうれしい。歴史的な瞬間だと思う」と話し、「トランプ氏が就任すれば、これまでの多くの方針や命令が変わることを期待している」と語りました。
安全と自由をどう両立させるか
ワシントンD.C.ではここ数日、フェンスや検問所が急速に増え、街の風景は一変しました。安全確保のための厳重な対策である一方で、大規模な政治イベントが開かれるたびに都市空間や市民生活がどう影響を受けるのかという問いも改めて突き付けられています。
就任式当日は、気温が氷点下5度前後まで下がる予報の中、多くの人が集まる見通しです。厳しい寒さと警備の強化、そして熱気を帯びた支持者の集会が交錯する首都ワシントンの光景は、アメリカ政治の現在を象徴する一場面となりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








