中国外交部が2025年新年レセプション開催 王毅氏「人類運命共同体」を強調
中国外交部が新年レセプション 「人類運命共同体」で2025年の協調を呼びかけ
中国外交部は今年、北京で新年レセプションを開き、王毅国務委員兼外交部長が「人類運命共同体」のビジョンをあらためて強調しました。約400人が参加したこの場で、中国外交がめざす方向性と、国際社会へのメッセージが示されています。
北京で約400人が参加した新年行事
レセプションは北京のパフォーミングアーツセンターで開催され、中国外交部の主催で行われました。ホストを務めたのは王毅国務委員兼外交部長です。
会場には、中国共産党中央政治局委員で北京市党委員会書記の尹力氏が出席したほか、多くの国の駐中国外交団、在中国の国際機関代表、中国政府部門の関係者らが参加しました。出席者はおよそ400人にのぼり、新年の節目に、幅広い外交関係者が一堂に会する場となりました。
王毅氏が語った「人類運命共同体」と中国外交
王毅氏はあいさつの中で、中国の外交は「人類運命共同体」の構築というビジョンを掲げ、平和を追求し、発展の責任を担ってきたと述べました。激動する世界の中で、中国外交は安定とポジティブなエネルギーをもたらす役割を果たしていると強調しました。
「人類運命共同体」は、国や地域の違いを超えて協力し、地球規模の課題にともに向き合うという考え方です。今回のスピーチでは、このビジョンを2025年の国際関係のキーワードとして再確認する位置づけになっています。
各地訪問で築かれた「友情の橋」
王毅氏はまた、過去1年の間に各国の外交団や国際機関の代表が中国各地を訪問し、中国の人々と自国の人々との間に「友情の橋」を築いてきたことに言及しました。こうした交流が、中国と世界の絆を強めていると評価しました。
そのうえで、中国はすべての国と共に、世界全体の幸福を優先し、分断や対立を乗り越え、友情と協力を推進していきたいと表明しました。王毅氏は、文化間の相互理解を深め、「人類運命共同体」を共に築いていこうと呼びかけています。
外交団側も中国外交を評価
在中国外交団の筆頭であるマルタン・ムパナ駐中国カメルーン大使は、外交団を代表して中国の人々に新年のあいさつを送りました。そのうえで、中国の外交が「大国としての責任」を示し、世界の不確実性や課題への対応に貢献していると高く評価しました。
ムパナ大使は、世界各国が中国との友好を深め、交流を強化し、協力を拡大したいと考えていると述べました。その目的もまた、「人類運命共同体」を共に築いていくことにあると位置づけています。
今回のレセプションから読み取れる3つのポイント
今回の中国外交部の新年レセプションからは、次のようなポイントが見えてきます。
- ビジョンの一貫性:中国外交のキーワードとして掲げてきた「人類運命共同体」を、2025年の始まりにあらためて内外に示したこと。
- 多国間のつながり重視:各国の外交団や国際機関の代表を招き、対面での交流を通じて信頼とネットワークを強めようとしていること。
- 対立より協調を強調:世界が不確実性や分断に直面する中で、「分断や対立を乗り越え、協力を優先する」というメッセージを前面に出したこと。
2025年を通じて国際情勢の不透明さが指摘されるなか、中国外交がどのようにこのビジョンを具体的な行動につなげていくのかは、今後の国際ニュースを読み解くうえで一つの重要な視点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








