ギリシャ新大統領にタソウラス氏 議会が選出
ギリシャ議会議長タソウラス氏が大統領に
ギリシャ議会は水曜日、議会議長のコンスタンティノス・タソウラス氏を新たなギリシャ大統領に選出しました。地元メディアが報じています。
与党出身のベテラン政治家
タソウラス氏は、与党・新民主主義党に所属するベテラン政治家です。2014年には文化・スポーツ相を務め、2019年以降はギリシャ議会議長に3回連続で、大きな支持を得て選出されてきました。
今回の大統領就任は、長年にわたり議会運営の中心にいた政治家が、国家元首として新たな役割を担うことを意味します。
サケラロプル大統領の後任に
タソウラス氏は、任期が来年3月に満了するカテリナ・サケラロプル大統領の後任となります。サケラロプル氏は、ギリシャの最高行政裁判所の元長官という司法出身の大統領として知られてきました。
司法のトップから国家元首となった現大統領に続き、次期大統領は議会運営を担ってきた政治家という組み合わせになります。ギリシャ政治の継続性と同時に、リーダー像の違いにも注目が集まりそうです。
議会が選ぶ大統領という仕組み
今回のニュースで改めて浮かび上がるのは、ギリシャでは大統領を国民投票ではなく議会が選出するという点です。議会多数派が合意を形成することで、国家元首の正統性と政治的な安定を両立させる狙いがあります。
与党・新民主主義党出身で、すでに議会で大きな支持を得てきたタソウラス氏が選ばれたことは、今後も現政権の路線が大きくは変わらないというシグナルと受け止められる可能性があります。
これから何が問われるのか
新大統領に選出されたタソウラス氏には、国内外の課題に対して、議会議長として培ってきた調整力や対話力をどう生かすかが問われます。
- 多様な政党間の橋渡し役としての役割
- 国際社会の中でのギリシャの発信力の強化
- 社会の分断を抑え、統合を促す象徴としての振る舞い
国家元首は日々の政策決定を直接担う立場ではありませんが、その言葉やふるまいは国内世論や国際的なイメージに影響を与えます。タソウラス氏がどのようなメッセージを発し、どのように社会の多様な声をくみ取っていくのかが、今後の注目点となりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








