習近平の教育理念を解説する書籍、4言語版が同時刊行
中国の教育政策や指導者の教育観を知りたい人に向けて、習近平氏の教育理念を解説する書籍『Understanding Xi Jinping's Educational Philosophy』が新たに4つの言語で出版されました。フランス語、ロシア語、スペイン語、アラビア語版が加わり、中国の教育改革をめぐる国際ニュースとしても注目されています。
4言語版を共同出版した中国の出版社
フランス語、ロシア語、スペイン語、アラビア語による各版は、Foreign Language Teaching and Research Press と Higher Education Press が共同で刊行しました。翻訳作業は、教育省(Ministry of Education)の指導のもとで進められたとされています。
これに先立ち、同書の英語版がすでに出版されており、中国語の原著と合わせて、世界の読者が複数の言語でアクセスできる体制が整いつつあります。
習近平の教育理念を体系的に解説
『Understanding Xi Jinping's Educational Philosophy』は、2020年に中国語で初めて出版されました。中国共産党中央委員会総書記である習近平氏の主要な教育に関する談話を取り上げ、その内容を包括的かつ詳しく分析しているとされています。
書籍では、中国の教育改革と発展の歴史的な背景と、「新時代」において教育にどのような役割が期待されているかが整理されており、中国の政策の考え方を知るための手がかりとなります。
多言語展開がもたらす国際的な意味
今回新たに刊行されたフランス語、ロシア語、スペイン語、アラビア語版に、すでに出ている英語版を加えると、本書は世界で広く使われている5つの言語で読めることになります。これらの版は、中国の教育改革と発展の歴史的な文脈と豊かな内容を理解するための資料として、国際的な読者に向けて用意されたものとされています。
研究者や教育関係者、政策担当者だけでなく、中国の教育や社会の変化に関心を持つ一般の読者にとっても、一次資料に近い形で中国の視点を知るための入口になり得ます。
日本語読者にとっての意味
今回紹介した情報の中では、日本語版については触れられていませんが、英語やフランス語などで読める人にとって、本書は中国の教育政策を「自国のメディア越し」ではなく、原典により近い形で知る機会となります。
また、日本の教育や人材育成を考えるうえでも、他国のリーダーが教育にどのような役割を期待し、どのように位置づけているのかを知ることは、有益な比較材料になり得ます。多言語で提供されるこうした資料を通じて、中国の教育改革の姿をどのように読み解くかが、これからの議論のポイントになりそうです。
Reference(s):
Xi Jinping's educational philosophy now in four new languages
cgtn.com








