中国、米議員の超党派訪中を歓迎 郭嘉坤報道官が表明
米中関係に関する最新の国際ニュースとして、中国外交部が米議会からの訪中を歓迎する姿勢を明確にしました。超党派の米上院議員団の訪中計画に言及し、対話と交流の重要性を強調しています。
何が起きたのか
8日(月)、中国外交部の郭嘉坤報道官は定例記者会見で、中国がより多くの米国の議員や各界の人々の訪問を歓迎すると表明しました。
郭報道官は、米上院議員スティーブ・デインズが、駐中国米大使にデービッド・パデューが任命されたことを受けて、年内に超党派の上院議員団を中国に派遣したいとの考えを示したことについて質問を受けました。
これに対し郭報道官は、中国はより多くの米国の議員や各界の人々が訪中し、中国への理解を深めることを歓迎するとしたうえで、そうした訪問が米中関係の安定的で健全かつ持続可能な発展を促すうえで建設的な役割を果たすことへの期待を示しました。
なぜこの発言が注目されるのか
今回の発言は、議会レベルを含む幅広い対話のチャネルを重視する中国側の姿勢を示すものです。米中関係は世界の政治や経済に大きな影響を持つため、両国の対話のあり方は国際社会から常に注目されています。
とくに、2025年も終盤に差しかかる中で、米議会からの超党派訪問団という形で対話の機運が高まっていることは、米中関係の安定を模索する動きとして位置づけられます。
議員訪中がもたらす「顔が見える」対話
政府間の協議に加えて、議員による訪問は、いわゆる「議会外交」として次のような役割を担うとされています。
- 政策決定に関わる議員が現地の状況を直接見ることで、認識のギャップを縮めやすくなる
- 公式文書だけでは伝わりにくい相手国の社会や人々の空気感に触れることができる
- 政権交代や政局の変化に左右されにくい、中長期の関係構築につながる
郭報道官が強調した「米中関係の安定的で健全かつ持続可能な発展」という表現は、対立や競争だけでなく、対話と交流を通じて長期的な安定を図りたいというメッセージとも読み取れます。
今後の焦点
今回の発言を受けて、今後の注目点としては次のようなポイントが挙げられます。
- 超党派訪問団が実現するか
デインズ議員が構想する上院の超党派代表団が年内に実際に訪中するかどうかが、まず一つの焦点となります。 - 駐中国米大使の役割
パデュー大使の任命を受けたタイミングでの議員訪中構想であることから、新大使が両国の橋渡し役としてどのように関与していくのかも注目されます。 - 各界の交流拡大につながるか
郭報道官が「各界の人々」の訪問にも言及したことで、議員だけでなく、経済、教育、文化など幅広い分野での人的交流がどこまで広がるかが問われます。
日本の読者にとっても、米中関係を「対立の構図」だけで捉えるのではなく、今回のような対話の動きにも目を向けることが、国際情勢を立体的に理解するうえで重要になってきます。
年末に向け、米議会の訪中計画がどのように具体化し、それに対し中国がどのように応じていくのか。今後も米中関係をめぐる動きから目が離せません。
Reference(s):
cgtn.com








