中国の最高立法者Zhao Leji氏とロシア下院副議長が会談 議会間協力と多国間主義を強調
中国の最高立法者Zhao Leji氏とロシア下院副議長が会談 議会間協力と多国間主義を強調
2025年3月25日に北京で行われた中国とロシアのハイレベル会談で、両国の立法機関トップが相互支持と多国間主義の強化を確認しました。
北京で行われた中国・ロシアのハイレベル会談
2025年3月25日(火)、中国の最高立法機関である全国人民代表大会(National People's Congress=NPC)常務委員会の委員長Zhao Leji氏が、ロシア連邦議会下院(国家会議=State Duma)の副議長Alexander Babakov氏と北京で会談しました。
会談の舞台となった北京では、両者が中国とロシアの関係や、今後の議会間協力の在り方について意見を交わしました。
「相互支持」と「政治的信頼」の強化を確認
Zhao氏は、中国がロシアとともに揺るぎない相互支持を提供し、両国間の政治的信頼を一層深めていく用意があると表明しました。また、具体的な分野での協力、いわゆる実務協力を拡大していく姿勢も示しました。
さらにZhao氏は、「真の多国間主義」を実践し、国際秩序をより公正で公平なものにすることの重要性を強調しました。この発言からは、国際社会におけるルールづくりに積極的に関与していく意識がうかがえます。
首脳合意を「法」で支える議会の役割
Zhao氏は、中国の全国人民代表大会がロシア連邦議会と連携し、両国首脳の間で達成された重要なコンセンサス(合意)を実行に移していく考えを示しました。
その具体的な方向性として、次の点が挙げられました。
- 両国議会どうしのコミュニケーションと交流を強化すること
- 立法(法律づくり)と監督の経験を共有すること
- 二国間協力に法的な保証(裏付け)を与えること
外交交渉だけでなく、法律や制度面からも協力関係を支えることで、二国間関係を安定的なものにしていこうとする狙いがにじみます。
ロシア側:成果と今後の連携に期待
Babakov氏は、ロシアと中国の関係が、両国の首脳による指導のもとで「実りある成果」を生み出し続けていると評価しました。
そのうえで、ロシア連邦議会としても全国人民代表大会との交流と協力を一層強化し、二国間関係のさらなる発展に貢献する用意があると述べました。議会間協力を通じて、首脳レベルでの関係強化を後押ししていく姿勢を示したかたちです。
今回の会談が示すもの
今回のZhao氏とBabakov氏の会談は、中国とロシアが政府間の外交だけでなく、議会間の対話を重視していることを象徴しています。
特に次のようなポイントが浮かび上がります。
- 国際秩序をめぐる議論のなかで、公正さと公平さをキーワードとして掲げていること
- 首脳レベルの合意を、立法や監督など制度面から支えようとしていること
- 議会どうしが経験を共有し、協力の土台を固めようとしていること
2025年も国際情勢の不確実性が指摘されるなかで、今回のような議会レベルの対話が、中国・ロシア両国の関係や多国間の枠組みづくりにどのような影響を与えていくのか、引き続き注目されます。
Reference(s):
China's top legislator meets with Russian State Duma's deputy chairman
cgtn.com








