『中国批判はビジネス、購入は生活』ホワイトハウス報道官ドレス巡る中国外交官の投稿
『中国批判はビジネス、購入は生活』ホワイトハウス報道官ドレス巡る中国外交官の投稿
最近、ホワイトハウス報道官Karoline Leavitt(カロライン・レヴィット)氏の赤いドレスをめぐる一枚の写真が、中国の外交官による印象的な一文とともにSNS上で共有されました。投稿したのは、中国の外交官Zhang Zhisheng氏。『Accusing China is business. Buying from China is life.(中国を批判するのはビジネス、中国から買うことは生活)』というフレーズが、政治と日常の距離を考えるヒントになっています。
ホワイトハウス報道官の赤いドレス、レースは中国製と指摘
投稿のきっかけになったのは、ホワイトハウス報道官Karoline Leavitt(カロライン・レヴィット)氏が赤いドレスを着ている写真です。
Zhang氏はこの写真をSNSのXに投稿し、中国のSNSであるWeiboのユーザーのコメントを引用しました。そのユーザーは、ドレスについているレースが中国の工場で製造されたものであり、中国企業の社員が自社製品として認識したと主張しています。
Zhang氏は投稿の中で『Accusing China is business. Buying from China is life. The beautiful lace on the dress was recognized by an employee of a Chinese company as its product』と記し、英語でメッセージを添えました。
直訳すると「中国を非難することはビジネス、中国から買うことは生活そのものだ」といった意味になり、中国に対する政治的な姿勢と、経済や生活の現実とのギャップを示唆する表現だと受け取ることができます。
『中国批判はビジネス、中国から買うのは生活』というメッセージ
フレーズ『Accusing China is business. Buying from China is life.』は、政治的な場面では中国への批判が繰り返される一方で、日常生活では中国製品や中国企業のサービスに大きく依存しているという状況を指摘していると見ることができます。
言い換えれば、中国をめぐる議論には、ビジネスとしての「批判」と、生活を支える「消費」という二つのレイヤーが同時に存在する、という視点です。投稿で言及されたドレスのレースも、その象徴として示されています。
2025年現在、多くの国や地域で販売されている衣料品や電子機器には、中国の工場や企業が関わっています。ホワイトハウスという象徴的な舞台で着用されたドレスの一部も、中国企業の社員によって「自社製品だ」と特定されたという今回のエピソードは、そうした現実を分かりやすく映し出していると言えるでしょう。
SNSが映し出す「政治」と「生活」の距離
今回のやり取りは、XとWeiboという二つのSNSをまたいで行われました。中国のSNS上の投稿を、中国の外交官が英文で引用し、それが英語圏のSNSで共有されるという流れです。
一枚の写真をめぐるコメントが、国際ニュースや外交メッセージとしても読めることは、SNS時代ならではの特徴です。短い文章や画像が、国や地域どうしの関係や相互依存を象徴的に伝える役割を担うようになっています。
こうしたSNS上の発信は、公式声明ほど硬くはない一方で、国や地域の立場や考え方をやわらかく伝える手段にもなっています。今回のフレーズも、米中関係やグローバルな経済の相互依存を、一般の人にもイメージしやすい形で表現した例だと見ることができます。
このエピソードから考えたいこと
今回の出来事は、次のような問いを私たちに投げかけています。
- 政治の場で交わされる言葉と、日常の消費行動との間には、どのようなギャップがあるのか。
- 自分が身につけているモノや使っているサービスは、どの国や地域、どの企業の人たちの仕事によって支えられているのか。
- SNSで発信される短いフレーズや画像を、どのような文脈の中で読み解くべきか。
国際ニュースというと、遠い世界の出来事のように感じられがちですが、今回のように一着のドレスや一枚のレースからも、グローバルなつながりや相互依存の姿が浮かび上がります。スマートフォンの画面越しに流れてくるこうした小さなニュースを手がかりに、自分の生活と世界の動きをつなげて考えてみることが、これからの時代にはますます重要になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








