イラン外相「米国との次回間接協議、日曜にオマーンで」核問題と制裁巡り
イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相は、イラン核問題と米国による制裁解除を巡る次回の米国との間接協議が、オマーンで日曜日に行われる予定だと明らかにしました。オマーンが仲介役を務める今回の協議は、イランと米国の関係、そして中東の安定に影響しうる動きとして注目されています。
オマーン仲介で「日曜日」に次回協議
アラグチ外相は金曜日、イラン北東部の都市マシュハドを訪問した際に、現地紙シャフララのインタビューに応じ、オマーン仲介による米国との間接協議について語りました。
外相によると、オマーン側から次回協議の日程を日曜日とする案が示され、イラン側はそれに同意したといいます。現在はオマーン側が、協議開始の具体的な時間を発表する見通しだとしています。
アラグチ外相は「オマーンの友人たちが次回会合を日曜日に設定することについて我々の意見を尋ね、我々は同意を伝えた。彼らはすでに相手側とも話をしており、現時点では日曜日の開催が予定されている」と述べ、準備が進んでいることを強調しました。
イランは「原則的で固定した立場」強調
今回のイラン・米国間接協議は、テヘランの核計画と、米ワシントンによる制裁の解除を巡るものです。アラグチ外相は、イランの交渉姿勢は一貫しており、「原則的で固定した」ものだと強調しました。
一方で、米国側からは「矛盾したメッセージ」が送られていると指摘し、イランは自らの「明確な立場」を交渉の場で堅持していく考えを示しました。間接協議という形式が続く中で、双方のメッセージの受け止め方や信頼の度合いが、今後の進展を左右しうることがにじみます。
サウジとカタールを訪問へ 地域外交とも連動
アラグチ外相はインタビューの中で、土曜日にサウジアラビアとカタールを訪問し、地域情勢およびイラン・米国間接協議について協議する予定も明らかにしました。リヤドでの意見交換の後、ドーハで開かれる「イラン・アラブ世界対話」サミットにも参加するとしています。
核問題と制裁解除を巡る協議が、サウジアラビアやカタールとの対話と並行して進められることは、この課題がイランと米国だけでなく、中東地域全体の安全保障や外交関係とも深く結びついていることを示しています。
これまでのイラン・米国間接協議の経緯
イランと米国の代表団は、これまでに3回の間接協議を行っており、開催地はオマーンとイタリアとなっています。これまでの経緯は次のとおりです。
- 第1ラウンド:4月12日 オマーンの首都マスカットで実施
- 第2ラウンド:4月19日 イタリアのローマで実施
- 第3ラウンド:4月26日 再びマスカットで実施
- 第4ラウンド:5月3日にローマで予定されていたものの、オマーンが「後方支援上の理由」と説明する事情により延期
これらの協議はいずれも間接形式で行われ、オマーンが重要な仲介役を担ってきました。日曜日に予定される次回協議でも、核計画と制裁解除を巡る具体的な進展がどこまで見られるかが焦点となります。
イランの交渉姿勢は「原則的で固定した」ものだとされる一方で、米国側のメッセージについては「矛盾」が指摘されています。こうしたなかで続くオマーン仲介の間接協議は、緊張が続く中東情勢の中で、対話による解決の余地を探る試みとして、今後も注目される展開となりそうです。
Reference(s):
Iran's FM: Next round of talks with U.S. to be held in Oman on Sunday
cgtn.com








