ロシア・ウクライナ和平協議へ 米・ウクライナ・トルコがイスタンブールで三者会合
ロシア・ウクライナ和平協議へ向けた三者会合がイスタンブールで開催
ロシアとウクライナの和平協議を前に、アメリカ、ウクライナ、トルコの代表団がトルコ最大の都市イスタンブールのドルマバフチェ大統領府で金曜日に会合を開きました。両国の直接協議再開に向けた初の三者会合であり、国際ニュースとして大きな注目が集まっています。
誰がテーブルについたのか
今回の三者会合には、アメリカ、ウクライナ、トルコそれぞれから政府高官が出席しました。
- アメリカからは、マルコ・ルビオ国務長官、駐トルコ大使のトム・バラック氏、ウクライナ担当特別代表のキース・ケロッグ氏が参加しました。
- ウクライナからは、大統領府長官のアンドリー・イェルマーク氏、国防相ルステム・ウメロウ氏、外相アンドリー・シビハ氏が出席しました。
- 開催国トルコからは、ハカン・フィダン外相が議長を務め、国家情報機構のイブラヒム・カリン長官が同席しました。
会合は非公開で行われ、詳細な議題や具体的なやり取りは明らかにされていません。ただ、トルコ側が公開した1枚の写真からは、参加者が一堂に会し、フィダン外相が会議を主導している様子がうかがえます。
このあとロシアを交えた協議へ
三者会合に続いて、ロシア、ウクライナ、トルコの代表団による別の会合が予定されています。ロシア代表団は、ウラジーミル・メジンスキー大統領補佐官が率いる見通しです。
ロシアとウクライナの政府関係者が直接顔を合わせるのは、2022年3月にイスタンブールで行われた前回の会合以来とされています。当時の協議は停戦合意には至らずに終わりましたが、今回の場はそれからおよそ2年9カ月ぶりの直接対話となります。
なぜ今回の会合が重要なのか
今回のイスタンブールでの動きには、いくつかの意味があります。
- ロシアとウクライナの高官による対話再開に向けた助走として位置づけられること
- トルコが、紛争当事国とアメリカの双方と対話できる仲介役として、改めて存在感を示していること
- 今後予定されるロシア・ウクライナ和平協議に向け、互いの立場や優先事項を整理する実務的な調整の場になり得ること
もちろん、今回の一連の協議だけで直ちに停戦や包括的な和平合意が実現する保証はありません。しかし、2022年のイスタンブール会合以来途絶えていた直接対話のチャンネルが再び開かれつつあることは、ロシア・ウクライナ紛争をめぐる国際ニュースの中でも重要な変化といえます。
これからどこに注目すべきか
今後の焦点としては、次のような点が挙げられます。
- ロシア、ウクライナ、トルコによる会合が、和平協議の具体的な枠組み作りにつながるかどうか
- アメリカを含む三者の事前調整が、その後のロシアとの対話の方向性にどのような影響を与えるのか
- イスタンブールが今後も協議の継続的な舞台となるのか、それとも別の場所が選ばれるのか
紛争が続くウクライナ情勢の行方を考えるうえで、イスタンブールで始まった今回の一連の会合がどのような成果を生むのか、引き続き注視する必要があります。
Reference(s):
cgtn.com








