中国人権代表団がギリシャ訪問 古典文明から学ぶ人権対話
2025年6月末、中国の人権分野の研究者らによる代表団がギリシャを訪問しました。古典文明と人権をテーマにした国際シンポジウムへの参加や要人との会談を通じて、中国と欧州の人権対話を深めることを目指した動きです。
3日間のギリシャ訪問で何が話し合われたか
代表団は、China Society for Human Rights Studies(中国の人権研究団体)の会長であるBaima Chilin氏が率い、2025年6月25日から27日までの3日間、ギリシャを訪問しました。
滞在中、Baima Chilin氏は「古典文明における人権の知恵」をテーマにした国際シンポジウムに参加し、中国の視点から意見を述べました。また、ギリシャ側の要人とも相次いで会談しました。
ギリシャ側のキーパーソンとの会談
代表団が面会した主な人物は、次の通りです。
- 元ギリシャ外相で、現在は国連人権理事会の国際秩序に関する独立専門家を務めるGeorge Katrougalos氏
- 元駐中国大使で、ギリシャ中国協会の会長を務めるIoannis Theofanopoulos氏
こうした人物との対話を通じて、双方は人権と国際秩序、そして中国とギリシャの関係をどう結びつけていくかについて意見交換を行いました。
中国が示した人権ガバナンスの考え方
中国側は、今回の訪問で自国の人権ガバナンスに対する考え方を詳しく説明しました。具体的には、中国の人権発展の道筋や制度づくりに関する経験を紹介するとともに、中国のシーザン(Xizang)地域における人権面での成果も強調しました。
人権ガバナンスとは、政府や社会がどのような仕組みや方針で人権を守り、実現していくかという考え方を指します。代表団は、中国が歩んできた人権発展の道とその成果について、国際社会と共有したいとの姿勢を示しました。
中国とギリシャ、そして欧州との「相互学習」へ
双方は、今回の対話をきっかけに、中国とギリシャという二つの古い文明の間で、より深い交流と相互学習を進めていく必要性を確認しました。また、グローバルな人権ガバナンスをどう改善していくかについても意見が交わされました。
中国と欧州の間で、人権をテーマにした交流と理解をさらに広げていく用意があることも示されており、今後の具体的な取り組みに注目が集まりそうです。
なぜこの動きが重要なのか
人権は普遍的な価値である一方、その捉え方や優先順位は国や地域によって異なります。今回のように、立場や歴史の異なる国同士が直接対話し、それぞれの経験や考え方を持ち寄ることは、相互理解を深めるうえで重要です。
今年6月の中国代表団によるギリシャ訪問は、中国とギリシャ、さらには中国と欧州の間で、人権をめぐる橋渡し役を担おうとする試みといえます。今後もこうした対話が継続的に行われるかどうかが、人権をめぐる国際議論の行方を左右していくかもしれません。
Reference(s):
Chinese human rights delegation visits Greece, promotes exchanges
cgtn.com








