中国の習主席、ルクセンブルク新大公ギヨーム殿下の即位に祝電
習主席がルクセンブルク新大公に祝電
中国の習近平国家主席は金曜日、ルクセンブルクの新たな元首となったギヨーム大公の即位にあわせて祝電を送り、中国とルクセンブルクの関係を「互恵協力の模範」として評価しました。
「規模の違い」を越えた関係のモデル
習主席はメッセージの中で、中国とルクセンブルクは50年以上前の国交樹立以来、互いを尊重し、対等に扱ってきたと強調しました。こうした歩みが、規模や制度、発展段階の異なる国どうしの「相互成功」と「相互利益」のモデルになっていると位置づけています。
- 相手国への尊重と対等な姿勢
- 国の大きさや制度の違いを超えた協力
- 長期にわたる信頼関係の積み重ね
「大国と小国」という枠組みではなく、互いの強みを生かすパートナーとして関係を築いてきた、というメッセージがにじみます。
鉄鋼・金融・物流で実を結ぶ協力
現在の中国・ルクセンブルクの二国間協力は、鉄鋼、金融、物流といった分野で「豊かな成果」を上げているとされています。習主席は特に、中国の鄭州とルクセンブルクを結ぶ「エア・シルクロード(空のシルクロード)」の役割に言及しました。
このエア・シルクロードは、中国と欧州をつなぐ産業チェーンの安定的で円滑な物流を支えるルートとして述べられており、サプライチェーンの分断を避けたい各国の思惑とも重なる重要なインフラとして位置づけられています。
関係を「新たなレベル」に高める意欲
習主席は、自身が中国・ルクセンブルク関係の発展を重視しているとしたうえで、ギヨーム大公と共に二国間関係を新たなレベルへ引き上げる用意があると表明しました。その目的として、両国の人びとにより大きな利益をもたらすことを挙げています。
即位のタイミングにあわせて祝電を送り、「関係をさらに高める」と明言したことで、新体制となったルクセンブルクとの関係を継続的に深める意思を示した形です。
前大公アンリ殿下にもメッセージ
同じ日には、退位した前ルクセンブルク大公アンリ殿下に対しても、習主席はあいさつと祝意のメッセージを贈りました。即位した新大公と退位した前大公の双方にメッセージを送ることで、ルクセンブルク王室との関係そのものを重視する姿勢が表れています。
今回の祝電が示すもの
今回の動きからは、次のようなポイントが読み取れます。
- 国の規模や制度の違いにかかわらず、長期的な互恵関係を重視していること
- 鉄鋼・金融・物流、とくにエア・シルクロードを通じた実務的な協力の成果を強調していること
- 新大公と前大公の両方にメッセージを送り、制度と人物の両面での連続性を意識していること
ギヨーム大公の即位はルクセンブルクにとって節目の出来事ですが、それに合わせて送られた祝電は、中国にとっても欧州との関係、とりわけ規模の異なる国との協力関係をどう位置づけているかを示す一つのサインだと言えます。今後、中国とルクセンブルクがどのように協力分野を広げていくのかが注目されます。
Reference(s):
Xi congratulates Luxembourg's Grand Duke Guillaume on enthronement
cgtn.com








