トランプ米大統領、プーチン氏とハンガリー会談へ ウクライナ危機終結を協議
トランプ米大統領、プーチン氏とハンガリー会談へ ウクライナ危機終結を協議
ロシアとウクライナの紛争をめぐり、米国のドナルド・トランプ大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領とハンガリーの首都ブダペストで会談すると表明しました。紛争終結への具体的な協議が行われる見通しで、国際社会の注目が集まっています。
約2時間半の電話会談、「生産的」で「率直」
トランプ大統領は現地時間木曜日、プーチン大統領と電話で協議した後、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、会談は「非常に生産的だった」と投稿しました。
ロシア側の説明によると、この電話会談は約2時間半に及び、クレムリンのユーリー・ウシャコフ大統領補佐官は内容を「極めて率直」と評価しました。プーチン大統領はウクライナ情勢について詳細な見解を示し、ロシアが政治的・外交的な手段による問題解決にコミットしていると強調したとされています。
まず高官協議、続いてブダペストでの首脳会談へ
トランプ大統領によると、両国はまず来週、高官級の協議を行うことで一致しました。米側代表団はマルコ・ルビオ国務長官が率いる予定で、開催地は今後決定されます。
そのうえでトランプ大統領は、プーチン大統領と自身が「合意された場所、ハンガリーのブダペストで会談し、この『不名誉な』ロシアとウクライナの戦争を終わらせることができるかどうかを探る」と述べ、直接会談の場をブダペストとする方針を明らかにしました。
トランプ大統領はまた、戦争終結後の米露間の貿易についても多くの時間を割いて議論したと明かしました。ウシャコフ補佐官によれば、トランプ大統領はウクライナでの紛争が終われば、米露間の経済協力に「巨大な可能性」が開けると強調したといいます。
ハンガリーのオルバン首相「平和を望む人々に朗報」
トランプ大統領がブダペストでの会談開催を発表したことを受け、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相は両首脳会談を受け入れる用意があると表明しました。オルバン首相は、この計画を「世界の平和を望む人々にとって素晴らしいニュースだ」と歓迎しています。
ゼレンスキー氏の訪米と防空支援をめぐる思惑
今回の電話会談は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のホワイトハウス訪問を翌日に控えたタイミングで行われました。
ゼレンスキー氏はここ数カ月、ウクライナの防空能力強化を求めてトランプ大統領に働きかけており、その中には巡航ミサイル「トマホーク」の供与も含まれています。これに対してクレムリンは、そうした支援はウクライナ情勢をエスカレートさせると強く反対してきました。
アラスカ会談は不調も、対ウクライナ支援へのスタンスを示してきたトランプ氏
トランプ大統領とプーチン大統領は今年8月、米アラスカ州で直接会談したものの、この時は合意に至りませんでした。
その後の9月下旬、トランプ大統領はSNS上で、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)の支援を受けることで、ウクライナは「ウクライナ全土を元の姿で取り戻すために戦い、勝利する立場にある」との見解を示していました。
今回、ロシアとの直接対話を通じて停戦を模索すると表明したことで、トランプ大統領の対ウクライナ政策と対ロシア政策がどのように整合していくのかも、今後の焦点となりそうです。
ブダペスト会談が持つ意味
今回の動きには、いくつかのポイントがあります。
- 米露首脳が第三国で直接会談し、ウクライナ危機の「出口」を探ろうとしていること
- 戦争終結後の経済協力の可能性が、外交的解決のインセンティブとして語られていること
- ハンガリーが会談の受け皿となることで、仲介役としての存在感を高めていること
ウクライナでの戦闘を終わらせる具体的な合意に至るかどうかは不透明ですが、今後予定される高官協議とブダペストでの首脳会談が、紛争の行方と欧州、そして米露関係の今後を左右する可能性があります。
ウクライナ危機の終結に向けた今回の一連の動きが、どのような結果をもたらすのか。情報を幅広く確認しながら、冷静に見守っていくことが求められています。
Reference(s):
Trump says he'll meet Putin in Hungary, aiming to end Ukraine crisis
cgtn.com







