イラン外相と国連事務総長が協議 ガザ停戦違反とイエメン情勢めぐる国際ニュース
ガザとイエメンでの停戦と人道支援をめぐる外交の動きを映す国際ニュースです。イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相と国連のアントニオ・グテーレス事務総長が電話会談し、ガザとイエメンの最新情勢について協議しました。
イラン外相と国連事務総長が電話会談
イラン外務省の発表によりますと、両氏は現地時間の月曜日、ガザとイエメンを含む紛争地域の状況について意見を交わしました。会談では、停戦合意の履行と地域の安定が主要なテーマとなりました。
ガザ停戦の違反をめぐる懸念
アラグチ外相は、イスラエルとハマスの間で結ばれた停戦が揺らいでいると指摘し、イスラエルによる停戦違反の継続を防ぐことは国際社会全体の責任だと強調しました。また、ガザの人びとへの人道支援が確実に届けられるよう、国際的な取り組みを求めました。
イエメン情勢と地域の安全保障
さらに外相は、イエメンの状況にも言及し、イスラエルによるイエメンへの攻撃だとみなす行為を非難しました。そのうえで、イランと国連が協力を続けることで、イエメンの安定と地域全体の安全保障を後押しする必要があると呼びかけました。
グテーレス事務総長は対話継続を強調
グテーレス事務総長は、地域の安定と安全を確保するためには、外交的な協議を継続することが不可欠だと述べ、対話のチャンネルを開き続ける姿勢を示しました。国連としても、緊張緩和に向けた調整を続ける方針です。
ラファでの空爆と双方の主張
一方、イスラエル軍は日曜日、ガザ地区南部ラファで空爆を行ったと発表しました。イスラエル軍は、停戦合意に基づきラファでインフラを撤去していた部隊に対し、ハマスから対戦車ミサイルと銃撃があったと主張しています。
イスラエル軍は、こうした行為は停戦合意の明確な違反にあたるとして、今後も断固として対応するとしています。
パレスチナ側の情報とネタニヤフ首相の対応
パレスチナ側の情報源によると、イスラエル軍の航空機はラファ東部の地域に激しい空爆を行い、現場がイスラエル軍の支配下にあるうえ、爆撃が続いているため、救急隊が現場に近づくことが難しい状況だといいます。
この事案を受けて、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、防衛相イスラエル・カッツ氏や安全保障関係者と協議を行い、ガザ地区内の標的に対して強い姿勢で臨むよう指示したとされています。
何が問われているのか
今回の電話会談とガザ南部での動きから浮かび上がるのは、停戦合意の解釈と履行をめぐる当事者の主張の違いです。イラン外相はイスラエルの行動を問題視する一方、イスラエル軍はハマス側の攻撃が停戦違反だとしています。
ガザとイエメンで続く緊張のなか、国連を軸とした外交努力がどこまで実効性を持つのか、そして人道支援をいかに守るのかが、今後の国際ニュースを読み解く重要なポイントとなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








