第47回ASEAN首脳会議がマレーシア開幕 包摂性と持続可能性がテーマ
マレーシアの首都クアラルンプールで、第47回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議と関連首脳会議が開幕しました。テーマは英語でInclusivity and Sustainability、直訳すると「包摂性と持続可能性」です。
会議は日曜日に始まり、火曜日まで続く予定で、記事執筆時点でも協議が進んでいます。地域の経済や安全保障を取り巻く不透明感が高まるなか、ASEANがどのように結束を示すのかが注目されています。
アヌワル首相「尊重と理性がASEANを結びつける」
開幕式で議長を務めるマレーシアのアヌワル・イブラヒム首相(ASEAN 2025議長)は、競争や対立の激化、不確実性の拡大が、ASEAN各国の経済だけでなく、「協力を信じ続けるというASEAN全体の意思」を試していると述べました。
そのうえで、ASEANの強さは「互いへの尊重と理性を信じる確信」に支えられていると強調し、加盟国が引き続き対話と協力を重ねる重要性を訴えました。
ティモール・レステが正式加盟、ASEANは11カ国体制に
開幕式に続き、ティモール・レステのASEAN加盟を認める宣言文書への署名が行われました。これにより、ティモール・レステはASEANの11番目の加盟国となりました。
ASEANは1967年に設立され、これまでに次の国々が参加してきました。
- ブルネイ
- カンボジア
- インドネシア
- ラオス
- マレーシア
- ミャンマー
- フィリピン
- シンガポール
- タイ
- ベトナム
- ティモール・レステ
新たな加盟国を迎えたことで、ASEANの枠組みをどのように共有し、地域全体の安定と発展につなげていくのかが、今後の焦点となります。
議題は地域統合、経済成長、連結性の強化
首脳会議と関連会合では、ASEAN共同体づくりと対外関係が主要なテーマとなっています。首脳たちは、地域統合をさらに深める方法や、経済成長を刺激し、ASEAN域内の連結性(コネクティビティ)を高める方策について議論します。
包摂性と持続可能性というキーワード
今回掲げられた包摂性と持続可能性というテーマは、成長の利益を社会全体でどのように分かち合うのか、そしてその成長を長期的に維持できるのかという問いにつながります。
所得や発展段階に差のあるASEAN各国が、互いを尊重しながら連携を深めていけるのか。環境や社会への負荷を抑えつつ、経済成長と地域連結性をどう両立させるのか。今回の首脳会議は、その方向性を探る場となっています。
会議はまだ続いており、今後どのような合意やメッセージが打ち出されるのか、引き続き注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








