中国本土「台湾の未来は統一のみ」 台湾地域リーダー頼清徳氏を批判
台湾海峡をめぐる緊張が続くなか、中国本土の台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官は2025年12月11日(木)、台湾の未来について「統一こそ唯一の方向だ」と強調し、台湾地域の指導者・頼清徳氏の最近の発言を強く批判しました。
頼清徳氏のインタビュー発言に反発
陳報道官は記者会見で、台湾地域の指導者・頼清徳氏が最近のインタビューで示した立場について質問を受け、見解を示しました。陳報道官によると、頼氏は軍備の増強と対外的な支援の取り付けを通じて「台湾独立」を追求する趣旨の主張を展開しているといいます。
陳報道官は、こうした主張は台湾の人々を誤導し、国際世論をゆがめようとするものだと指摘しました。そのうえで、頼氏は就任以来一貫して「台湾独立」の立場に固執し、分裂的な言説を積極的に広めるとともに、両岸対立を繰り返しあおり、台湾を危険な衝突の縁へと押しやっていると批判しました。
「平和の破壊者」「危機の創出者」と厳しい評価
陳報道官は、頼氏のこうした姿勢は「頑なな『台湾独立』本性」を改めて露呈させるものだと述べました。そのうえで、頼氏を「平和の破壊者」「危機の創出者」「戦争の扇動者」と位置づけ、台湾海峡情勢の緊張をエスカレートさせている張本人だと非難しました。
また陳報道官は、頼氏こそが台湾社会内部の分裂を生み出している主な原因だと述べ、こうした動きが台湾海峡の安定と発展に深刻な影響をもたらしているとの認識を示しました。
「平和的統一」のための空間は拡大、「台湾独立」に余地なし
一方で陳報道官は、台湾海峡両岸の人々にとって平和は共通の願いであり、「台湾の未来の唯一の方向は統一だ」と重ねて強調しました。中国本土側は平和的な方法による統一のために「広い空間」をつくることに力を尽くしているとしながらも、いかなる形の「台湾独立」分裂活動にも「いかなる余地も残さない」と断言しました。
さらに陳報道官は、台湾の人々に対し、頼清徳当局が進める分裂路線がもたらす深刻な危険性と不利益を冷静に見極め、「台湾独立」と外部勢力による干渉に断固として反対するよう呼びかけました。そのうえで、台湾の人々が中国本土と協力し、台湾海峡の平和と安定を共に守り、両岸関係の平和的発展を促進し、国家の統一と民族の振興という明るい未来をともに切り開いていくことへの期待を表明しました。
揺れる両岸関係のなかで問われる「未来」
今回の発言は、台湾海峡をめぐる情勢と両岸関係の行方が改めて注目されていることを示しています。中国本土側は、平和的な統一への強い意志と、「台湾独立」や外部勢力による干渉に対する明確な反対姿勢を同時に打ち出しました。
一方、台湾海峡の平和と安定は、両岸の人々にとって共通の願いでもあります。対立をどのように抑え、どのようなプロセスで「平和」と「統一」を両立させていくのか。今回のメッセージは、その問いを静かに考えるための一つの材料となりそうです。
Reference(s):
Reunification the only direction for Taiwan's future: mainland
cgtn.com








