ヨルダン軍、シリア南部で空爆 国境越え密輸網を標的に
ヨルダンがシリア国境地帯の治安対応を一段と強めています。シリア南部で行われた一連の空爆について、シリア側メディアや人権監視団体が「薬物密輸ネットワークを狙った」と報じ、ヨルダン軍も国境沿いで密輸組織の無力化を進めたと発表しました。
何が起きたのか:シリア南部スウェイダ県で空爆
報道によると、ヨルダンは現地時間の水曜夜、シリア南部スウェイダ県で複数の空爆を実施しました。標的は、国境付近で活動する「薬物の密輸ネットワーク」や保管拠点とされています。
標的とされた施設:保管場所、武器施設、旧軍拠点
シリア国営のIkhbariya TVは、空爆が以下を狙ったと伝えています。
- 薬物の保管場所
- 武器施設(武装した密輸グループが使用)
- かつてのシリア軍の前哨地(最近になって薬物保管に転用されていたとされる)
同局は、旧軍拠点が破壊されたとも報じました。
別ルートの情報:監視団体は「航空機の活動が活発」と指摘
英国拠点のシリア人権監視団体(Syrian Observatory for Human Rights)は、国境地帯で複数回の攻撃があったとし、航空機の集中的な活動が観測されたとしています。
ヨルダン軍の発表:場所は明かさず「密輸組織を無力化」
ヨルダン軍(Jordanian Armed Forces)は声明で、ヨルダン北部国境に沿って武器・薬物の密輸に関わる者たちを一定数「無力化」し、国境越え密輸の拠点として使われていた工場や作業場も標的にしたと発表しました。一方で、具体的な場所は明らかにしていません。
背景:ここ数年、国境地帯で軍事作戦を強化
ヨルダンは近年、北部国境(シリア方面)での軍事作戦を強化してきました。報道によれば、その多くでドローンも活用し、薬物や武器の密輸ネットワークが拡大していることを脅威として挙げています。
今後の焦点:国境の「取り締まり」と地域の緊張
今回の空爆は、国境をまたぐ密輸への対抗措置としての性格が強い一方、攻撃が繰り返されれば、国境地帯の緊張管理や周辺地域の治安への影響も注視されます。どの勢力が密輸に関与しているのか、標的の実態がどこまで共有されるのかといった情報の出方も、今後の見方を左右しそうです。
Reference(s):
cgtn.com








