BRICSが南アで合同海上演習「Will for Peace 2026」開始、航路の安全を焦点に video poster
南アフリカのケープタウン近郊、サイモンズタウン海軍基地でこのほど、BRICS加盟国による合同海上演習が始まりました。演習名は「Will for Peace 2026」で、国際的な海上輸送路の安全確保を前面に掲げています。
演習の概要:場所はケープタウン近郊、期間は1週間
今回の演習は、サイモンズタウン周辺の海域と空域で実施され、期間は1週間とされています。参加国には中国本土、ロシア、南アフリカが含まれ、中国本土は駆逐艦を派遣。南アフリカとロシアも艦艇を投入しています。
主な狙い:「航路」と「海洋経済活動」を守る
南アフリカ海軍の統合任務部隊司令官を務めるンドワクル・トーマス・タマハ大佐は、演習のテーマについて「航路の安全と海洋経済活動を確保するための共同行動」であり、海上段階では主に海賊対処などに焦点を当てると述べました。
何をするのか:海賊対処から捜索・救難まで幅広く
演習では、次のような活動が予定されています。
- 海上治安活動(maritime security operations)
- 対テロ訓練
- 捜索・救難(SAR)
- 対水上戦訓練(anti-surface warfare)
- 艦隊交流(fleet exchanges)
なぜ今この演習が注目されるのか
海上輸送はエネルギーや食料、工業製品などの流通を支える「見えにくいインフラ」です。一方で、海賊行為や武装勢力による脅威、緊急時の救難体制といった課題は、特定の国だけで完結しにくい性質を持ちます。今回の演習は、そうした共通課題に対し、参加国が現場レベルで連携の手順をすり合わせる機会として位置づけられています。
多国間協力と「前向きなメッセージ」
主催側は、この取り組みを海上の安全確保だけでなく、多国間主義の推進や国際社会が直面する課題への対応にもつながる動きだとしています。また、今回の演習は「一帯一路」構想の下での海上安全保障ガバナンスの実例とも表現されており、訓練の枠を超えた意味合いも帯びています。
1週間の演習を通じ、航路の安全、救難、対テロなどの実務面で、どこまで連携の実効性が示されるのかが注目点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








