中国本土の大学生40人が台湾訪問へ 馬英九基金会が交流企画
中国本土の大学生と台湾の学生による交流が、再び動き出しています。台湾を拠点とする馬英九文教基金会が、中国本土の7大学から教員と学生あわせて40人を招き、台湾を訪問する計画を明らかにしました。
訪問の概要:7大学から40人が参加
基金会によると、今回招かれるのは北京大学、清華大学、復旦大学、中山大学、浙江大学、福建師範大学、北京体育大学の7校からの教員と学生です。訪問日程は、11月27日から9日間・8泊が組まれており、蕭旭岑・執行長は記者会見で、関係当局に申請を提出し、円滑な許可を期待していると説明しました。
台湾側で訪問する大学と観光地
訪問団は、台湾大学、新竹の清華大学、政治大学、陽明交通大学、中国文化大学、長庚大学の6大学を訪れる予定です。また、台北市立中山女子高級中学も訪問先に含まれています。行程には、台湾中部の景勝地・日月潭などの観光地も組み込まれており、中国本土の学生たちが台湾の歴史や自然に触れる機会になるとされています。さらに、台湾で人気の高い野球文化を体験してもらうため、野球の体験活動も予定されています。
オリンピック金メダリストも参加
参加予定の学生の中には、中国本土を代表するトップアスリートも含まれます。北京体育大学からは卓球の金メダリストである馬龍選手、清華大学からは射撃の金メダリストである楊倩選手が訪問団に加わるとされています。スポーツ界のスターの参加は、学生同士の対話だけでなく、スポーツを通じた交流にも広がりをもたらしそうです。
2023年に続く第2弾の学生訪問
今回の訪問計画は、馬英九文教基金会による2回目の中国本土大学生招へいとなります。2023年には、中国本土の5大学から教員と学生が台湾各地を訪れ、温かく迎えられたことで、両岸関係に良い影響を与えたと評価されています。
また、2023年と2024年には、中国の国民党の前主席である馬英九氏が、台湾の若者を率いて中国本土を訪問する取り組みも行われました。相互の訪問を重ねることで、政治的な対立とは別の次元で、若い世代同士の理解を深める試みが続いていると言えます。こうした動きは、2025年の学生交流の流れの一環として位置づけられます。
なぜ学生交流が注目されるのか
両岸関係をめぐっては、安全保障や選挙など、緊張をはらむニュースが目立ちがちです。その一方で、今回のような教育・文化分野での交流は、日常生活や価値観に近いレベルで相手を理解する機会となります。
- キャンパスライフや授業、研究内容を直接見て話せる
- 野球や卓球などスポーツを通じて、言葉を超えた交流ができる
- SNSを通じて、現地で感じたことを同世代に発信できる
こうした小さな接点の積み重ねが、長期的には誤解の解消や信頼の構築につながると期待されています。日本からこのニュースを見る私たちにとっても、地域の安定や人と人とのつながりを考えるヒントになる出来事と言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








