WTAファイナル:ジェン・チンウェンがリバキナ撃破 初白星で準決勝へ望み
WTAファイナルで中国のジェン・チンウェンが初白星 リバキナ撃破で準決勝へ望みつなぐ
サウジアラビア・リヤドで開催中の女子テニス協会(WTA)ファイナルで、中国のジェン・チンウェンがカザフスタンのエレナ・リバキナを7-6(4)、3-6、6-1で下し、グループステージ第2戦で今大会初勝利を挙げました。この勝利により、ジェンは年間最終戦での準決勝進出への望みをしっかりとつないでいます。
接戦の第1セット、タイブレークを冷静に制す
ジェンは第1セット第4ゲームで先にリバキナのサービスを破り、続くサービスゲームもきっちりキープして4-1とリードを広げました。しかし第7ゲームでダブルフォールトが出てブレークバックを許し、一気に流れが不透明になります。
そのままセットはタイブレークに突入。第7シードのジェンはここで再び集中力を高め、序盤に4-1と主導権を握ります。一時は4-3まで追い上げられましたが、鋭いサーブで流れを引き戻し、7-6(4)で競り勝って第1セットをものにしました。
第2セットはリバキナが巻き返し、勝負は最終セットへ
第2セットでもジェンは先にチャンスをつかみ、第5ゲームでブレークしてリードを奪います。ところがリバキナもすぐさま反撃し、第6ゲームをブレークバックして3-3の振り出しに戻しました。
第7ゲームではジェンが2本のブレークポイントを握りましたが、リバキナは連続エースでピンチをしのぎます。その後、ジェンのサービスゲームを再び破ったリバキナが5-3とリードを広げ、第9ゲームをラブゲームで取り切って3-6。セットカウントは1-1となり、勝負の行方は最終セットに持ち込まれました。
決定セットはジェンが主導権を掌握、6-1で圧倒
フルセットにもつれ込んだ試合で、先に仕切り直しに成功したのはジェンでした。第4ゲームをブレークすると、第5ゲームをラブゲームでしっかりキープし、スコアを4-1と一気に突き放します。
第6ゲームではリバキナが3本のブレークポイントをしのいだものの、ジェンは4本目のチャンスを逃さず再びブレーク。5-1と大きくリードを広げると、第7ゲームでも一切隙を見せずサービスをキープし、6-1で決定セットを締めくくりました。
試合後、ジェンはこれまでリバキナに勝ったことがなかったことに触れながら、第2セットでチャンスを逃した後も、第3セットで集中力を保てたことに満足していると語りました。自らの課題を認識しつつ、試合の中で修正していく姿勢が印象的です。
世界1位サバレンカは2連勝で準決勝進出を決定
同じグループでは、世界ランキング1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)がイタリアのジャスミン・パオリーニを6-3、7-5で下し、今大会2勝目を挙げて準決勝進出を決めました。サバレンカはすでに初戦でジェンにも勝利しており、女王らしい安定感を見せています。
サバレンカは試合後、日々のトレーニングやサポートスタッフの存在が、自身の世界1位という結果を支えていると強調しました。誰にも見えない舞台裏での準備が、コート上のパフォーマンスにつながっているというメッセージは、多くのアスリートにも通じる視点です。
女子テニスの国際舞台で高まるアジア勢の存在感
リヤドで行われるWTAファイナルは、シーズンを通じて活躍したトップ選手だけが出場できる国際大会です。その舞台で、中国出身のジェンが強豪リバキナから初勝利を挙げたことは、アジア勢の存在感の高まりを象徴する一戦とも言えます。
今回の試合では、パワーとスピードだけでなく、流れが揺れ動く中でのメンタル面のコントロールが勝敗を分けました。第2セットで追いつかれながらも、第3セットで一気に試合を引き寄せたジェンの戦い方は、これからの女子テニスを占う上でも注目に値します。
一方で、世界1位サバレンカのコメントからは、個人競技であるテニスが実は「チームスポーツ」としての側面を持っていることも浮かび上がります。選手、コーチ、トレーナーらが一体となって作り上げるパフォーマンスは、グローバルなスポーツの現在地を映し出していると言えるでしょう。
WTAファイナルのグループステージは今後も続きます。ジェンがこの勢いを維持し、準決勝の舞台に立てるのか。国際ニュースとしての女子テニスの動きから、今後も目が離せません。
Reference(s):
Zheng Qinwen defeats Kazakhstan's Rybakina for first win at WTA Finals
cgtn.com








