初の世界古典会議、北京・Yanqi Lakeで開催 中国とギリシャが共催 video poster
中国とギリシャが共催する初のWorld Conference of Classics(世界古典会議)が、2025年11月6日から8日まで北京で開催されました。メイン会場となったのは、澄んだ湖と緑の山々に囲まれたYanqi Lakeリゾートです。
- 中国とギリシャが共催する初の世界古典会議
- 会場は北京の景勝地Yanqi Lakeリゾート
- 自然と古典の対話が象徴する、これからの国際交流のかたちを考えます
初の世界古典会議が北京で開催
World Conference of Classicsは、その名称が示す通り、古典に関わる知や文化をテーマにした国際会議です。初開催となる今回は、中国とギリシャが共催し、北京で3日間にわたって行われました。
名称や共催する国からは、古代文明の蓄積を持つ両国が共に場をつくることで、世界のさまざまな古典文化を見つめ直そうとする意図もうかがえます。
会場は景勝地Yanqi Lakeリゾート
この世界古典会議のメイン会場となったのが、Yanqi Lakeリゾートです。ここは澄んだ湖面と、周囲を取り囲む緑豊かな山々で知られる景勝地で、Yanshanと呼ばれる山地のふもとに位置しています。
湖の水面に山並みが映り込む静かな風景は、都市部の会議場とは違う空気感を参加者にもたらしたかもしれません。自然の中で古典について考えるという組み合わせは、古代から続く人間と自然の関係を思い起こさせます。
現地の様子は、中国の国際メディアによる取材を通じても伝えられました。会場の選定そのものが、この会議のメッセージの一部になっているようにも見えます。
なぜ今、古典に注目するのか
グローバル化やデジタル化が急速に進む中で、各地の古典を改めて見直す動きは、世界各地で続いています。古典は、単なる昔の知識ではなく、社会の価値観や倫理観の土台となっているからです。
中国とギリシャという、歴史の長い文明を持つ国が共催する世界古典会議は、そうした流れの一つといえます。古典のテキストそのものだけでなく、それを今どう読み替えるのか、現代の課題とどう結び付けるのかといった対話が意識されている可能性があります。
自然と知が出会う国際会議の意味
今回の会場であるYanqi Lakeリゾートは、単に景色が美しいというだけでなく、自然と知の共存というメッセージを象徴しているようにも受け取れます。山と湖に囲まれた空間での議論は、人間中心の視点を一度離れ、より長い時間軸で世界を見るきっかけになるかもしれません。
また、自然に囲まれた場所で国際会議を開くことは、参加者同士が落ち着いて対話しやすい環境づくりにもつながります。古典のように時間をかけて読み解くテーマには、こうした余白のある場がよく合います。
私たちにとっての古典とは
日本で暮らす私たちにとっても、古典は学校で学ぶテキストにとどまらず、日々の考え方や言葉遣いの中に生き続けています。今回の世界古典会議のような動きは、自分にとっての古典は何か、どのような言葉や物語に影響を受けてきたかを振り返るきっかけにもなるでしょう。
スマートフォンで世界中のニュースやコンテンツに触れられる時代だからこそ、あえて時間をさかのぼり、古典に立ち返る意味は小さくありません。北京のYanqi Lakeで行われた初の世界古典会議は、その流れを象徴する出来事の一つと言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








