北京・三里屯で味わう本格ペルー料理 セビーチェからキヌア料理まで
国際ニュースでは政治や経済が話題になりがちですが、都市のレストラン事情もまた、世界の動きを静かに映し出します。2025年現在、中国・北京の三里屯エリアでは、本格的なペルー料理を楽しめるラテンアメリカ旅行をテーマにしたレストランが注目を集めています。
北京・三里屯で広がる「世界の食卓」
北京市中心部の三里屯は、飲食店やカルチャーが集まるエリアとして知られ、国際色豊かなレストランが立ち並びます。その一角にあるこのラテンアメリカ旅行をテーマにしたレストランは、ペルー料理を専門とし、北京の食通たちに新しい選択肢を提供しています。
店内は「旅」をコンセプトにしたスタイリッシュな空間で、ラテンアメリカ各地を思わせる装飾が施されています。北京にいながら、ペルーをはじめとする中南米を旅しているような気分で食事を楽しめるのが特徴です。
ペルー料理の入り口はまず「セビーチェ」から
この店のハイライトのひとつが、ペルーを代表する料理「セビーチェ」です。セビーチェは、新鮮な魚をライム果汁でマリネした冷菜で、シンプルながらも素材の鮮度が問われる料理です。爽やかな酸味と香草の香りが、北京の乾いた空気の中でもさっぱりとした印象を与えてくれます。
ライム果汁でしめられた魚は、火を通さずに身が引き締まり、歯ごたえのある食感に変わります。唐辛子や玉ねぎなどと合わせることで、辛味・酸味・甘味がバランスよくまとまり、初めてペルー料理を試す人にとっても入り口になりやすい一皿です。
中国とペルーの料理文化が出会う「lomito saltada」
もうひとつの看板メニューが、炒め物料理「lomito saltada」です。ステーキ用の牛肉と野菜を強い火力で一気に炒めるスタイルは、中国の炒め物文化と通じるところがあります。
この料理は、中国とペルーそれぞれの料理の技法を組み合わせた一品とされています。高温で素早く炒める調理法に、ペルーならではの味付けや盛り付けが加わり、北京の食文化ともなじみやすい一皿になっています。
キヌアを主役にした「juane de quinua」
ペルー料理のもう一つの柱が、アンデス地方で古くから食べられてきた雑穀「キヌア」です。このレストランでは、「juane de quinua(フアネ・デ・キヌア)」と呼ばれるキヌア料理も提供されています。
キヌアならではのぷちぷちとした食感に、香辛料や具材のうま味が重なり、米料理とはまた違った穀物文化の奥深さを感じさせてくれます。北京にいながら、アンデスの食文化に触れられるのは、グローバル都市ならではの体験といえるでしょう。
「旅行するように食べる」北京の新しい楽しみ方
ラテンアメリカ旅行をテーマにしたこのペルー料理レストランは、単に珍しい料理を出す店ではありません。内装、メニュー構成、盛り付けまでを含めて、「食を通じて旅をする」ことを提案している点に特徴があります。
特定の国を知るために、必ずしも飛行機に乗る必要はありません。都市に集まる多様なレストランを訪ねることは、その国や地域の歴史・文化・価値観に触れる小さな入り口にもなります。北京の三里屯でペルー料理を味わうことは、ラテンアメリカの世界観に一歩踏み込む体験でもあります。
食文化から見える、つながり続ける世界
2025年の今、国と国の関係や経済の動きが注目される一方で、日常の食卓もまた、グローバル化の最前線にあります。中国・北京でペルー料理が当たり前の選択肢のひとつとして受け入れられていることは、人や文化が国境を越えて行き交う時代を象徴する出来事といえます。
政治やビジネスのニュースだけでなく、「どの都市で、どんな料理が食べられているのか」という視点から世界を眺めてみると、新しい発見が生まれます。北京・三里屯のペルー料理レストランは、そんな視点を与えてくれる一例だと言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








