卓球WTTフランクフルト 林詩棟が男子単決勝へ、中国勢が躍進
卓球の国際大会WTTチャンピオンズ・フランクフルトで、中国のリン・シードンがチャイニーズタイペイのリン・ユンジュを破り、男子シングルス決勝進出を決めました。国際ニュースとして注目を集める一戦の流れと、女子シングルスの結果を日本語で振り返ります。
男子シングルス準決勝 林詩棟が完勝で決勝進出
ドイツ・フランクフルトで行われた男子シングルス準決勝では、中国のリン・シードンがチャイニーズタイペイのリン・ユンジュに対し、4対0のストレート勝ちを収めました。スコアは次の通りです。
- 第1ゲーム 11対9
- 第2ゲーム 13対11
- 第3ゲーム 11対2
- 第4ゲーム 11対8
第1ゲームは序盤、5対4とリン・ユンジュがリードする展開でしたが、ここからリン・シードンが5連続得点で一気に主導権を握ります。相手の反撃も冷静にしのぎ、まずは1ゲームを先取しました。
勝負どころでの集中力が光った第2ゲーム
第2ゲームはリン・シードンが4対1とリードを広げますが、今度はリン・ユンジュが5連続得点で逆転。終盤は9対9まで競り合う接戦となりました。
そこで際立ったのが、リン・シードンの勝負強さです。要所でのラリーを取り切り、13対11でこのゲームもものにしました。この1ゲームが、試合全体の流れを決定づけたと言えます。
第3ゲームは一方的な展開、攻撃がさえ渡る
第3ゲームでは、リン・シードンの鋭い攻撃が完全に機能しました。3対2とわずかなリードから、なんと8連続得点。11対2という大差でゲームを奪い、マッチカウントを3対0としました。
リン・ユンジュは台上での細かい技術に強みがありますが、このゲームでは相手のスピードと回転に対応しきれず、得点を重ねることが難しくなりました。
粘る林昀儒を振り切り、4ゲーム目で勝負あり
後がないリン・ユンジュも第4ゲームで立て直し、7対7までは互角の戦いを演じます。しかし、ここでも踏ん張ったのはリン・シードンでした。3連続得点で一気にマッチポイントを握り、相手に1本はしのがれたものの、最後は11対8で締めくくりました。
これでリン・シードンは決勝進出を決め、スウェーデンのアントン・カールベリと優勝を争うことになります。中国代表の若手として存在感を示す形となり、今後の国際大会でも要注目の選手と言えます。
女子シングルスは中国勢対決へ 日本の張本美和は準決勝で敗退
女子シングルスでは、中国勢が強さを見せました。決勝はワン・マンユとワン・イーディによる中国代表同士の対決となります。
- ワン・マンユ 4対1 チェン・シントン
(7対11、11対4、11対9、11対2、11対5) - ワン・イーディ 4対2 張本美和
(11対5、8対11、11対6、7対11、11対9、11対7)
日本のファンにとっては、張本美和がワン・イーディ相手に2ゲームを奪い、要所で互角以上に渡り合った点が印象的でした。スコアからも分かるように、一方的な内容ではなく、ラリーの質も高い試合だったといえます。
なぜWTTチャンピオンズ・フランクフルトが重要なのか
WTTチャンピオンズ・フランクフルトは、世界トップクラスの選手が集うシリーズ大会であり、シーズンを通じた国際卓球シーンを占ううえで重要なイベントです。中国、チャイニーズタイペイ、日本、スウェーデンなど、各国や地域の主力選手が顔をそろえ、世界レベルの試合が連日続いています。
今回の結果からは、次のようなポイントが見えてきます。
- 男子では、中国の若手であるリン・シードンがビッグマッチでの対応力を示した
- 女子では、中国勢の層の厚さが改めて浮き彫りになった
- 日本の張本美和は、トップ選手と互角に戦えるポテンシャルを示し、今後の国際大会への期待が高まった
国際卓球シーンの今をどう見るか
2025年現在、卓球の国際舞台では、中国勢が依然として高い存在感を持ちながらも、ヨーロッパ勢やアジアの他の国と地域の選手たちが少しずつ差を縮めています。WTTチャンピオンズ・フランクフルトのような大会は、その力関係の微妙な変化を読み解くうえで、重要な材料となります。
男子決勝でリン・シードンがどのような試合を見せるのか、女子で中国勢同士の決勝がどのような内容になるのか。日本の卓球ファンにとっても、世界の潮流を知るうえで見逃せない大会となっています。
国際ニュースを日本語で追うことで、単なる勝敗だけではなく、選手の成長や各国・地域の戦略の違いまで見えてきます。今回のフランクフルト大会は、その一端を象徴するトーナメントと言えるでしょう。
Reference(s):
Lin Shidong advances to WTT Champions Frankfurt men's singles final
cgtn.com








