台風インシン接近で海南省に大雨予報 中国水利部が警戒強化
2024年11月、中国の海南省では、台風インシンの接近に伴い中〜大雨が予想され、中国水利部が水害への警戒と対策を強化しました。本記事では、その発表内容と取られた対策を整理し、日本語で分かりやすく解説します。
海南省で中〜大雨の予報 河川水位も小幅上昇の見込み
中国水利部が発表した報告によると、2024年11月11日から12日にかけて、海南省の中部および南東部で中雨から大雨となる見込みが示されていました。台風インシンの影響により、短時間でまとまった雨が降る可能性が指摘されています。
この降雨に伴い、海南省内の主要河川の一部でも水位の上昇が予想されていました。具体的には、万泉河や昌化江などの沿岸河川で小幅な水位上昇が見込まれ、関係当局は水位の変化を注視するよう求められています。
台風インシンの位置と進路
中国水利部によれば、2024年11月10日午前10時時点で、台風インシンの中心は海南省・三沙市の南東約245キロ付近に位置していました。台風は時速5〜10キロで南西方向へ進むと見込まれ、その進路や速度の変化が海南省の降雨状況に影響を与える可能性があるとされています。
中国水利部と海南省当局の対応
台風の接近を受け、中国水利部は台風インシンの動きと降雨予測を継続的に監視し、海南省水利庁との情報共有を強化していました。発表によると、同部は次のような対応を進めています。
- 台風の進路と降雨の最新予測を踏まえた、毎日の協議・評価の実施
- 協議結果や降雨見通しを、速やかに海南省の水利部門へ通報
- 被害を受けた水利インフラの補修工事の加速
- 山間部での急な洪水(山洪)を想定した防災対策の強化
- 危険性の高い地域における住民避難計画の見直しと具体化
- 洪水調節と貯水確保のバランスをとるためのダム・貯水池の運用最適化
さらに、中国水利部は専門家チームを海南省に派遣し、現地の洪水対策を支援しています。海南省の水利当局も、堤防やポンプ場など水利施設のリスク点検を進めるとともに、貯水池の水位管理を事前に調整するなど、洪水に備えた準備を進めているとされています。
水害リスクにどう向き合うか
今回の中国水利部の対応は、台風接近時に水利部門がどのようにリスクを管理し、各地域と連携しているかを示す事例といえます。特に、
- 事前の情報共有と予測にもとづく意思決定
- インフラの弱点を早期に見つけて補修する取り組み
- 住民避難計画や貯水池運用の見直し
といったポイントは、日本を含む他の国や地域でも共通する課題です。
世界各地で大雨や台風による水害リスクが注目されるなか、海南省での台風インシンへの備えは、水と防災をめぐる国際ニュースとしても参考になる動きといえます。ニュースを追いかける際には、単に台風接近という事実だけでなく、どのような対策が取られているのか、そのプロセスにも目を向けることで、より立体的に状況を理解することができます。
Reference(s):
Moderate to heavy rainfall expected in Hainan as Typhoon approaches
cgtn.com








