国際ニュース:中国映画がラスベガスで存在感 第45回AFM共同パビリオン
11月5日から10日まで、米ネバダ州ラスベガスで開かれた第45回アメリカン・フィルム・マーケット(AFM)で、中国映画界の取り組みを紹介する「チャイナ・フィルム共同パビリオン」が設置されました。中国映画の最新動向と、国際的な協力の広がりを象徴する動きとして注目されています。
世界有数の映画取引市場・AFMとは
アメリカン・フィルム・マーケット(AFM)は、世界でも有数の映画ビジネスの場とされるイベントです。約1週間にわたり、権利取引や作品上映、フォーラムなどが集中的に行われ、80を超える国や地域から数千人規模の映画関係者が集まります。
ここでの主役はレッドカーペットではなく契約です。製作会社や配給会社など、映画ビジネスに携わるさまざまな関係者が、完成作品や企画段階のプロジェクトについて権利交渉を行い、各国・各地域での公開や配信の道筋を探ります。
チャイナ・フィルム共同パビリオンの狙い
今回のAFMでは、中国国家電影局の指導のもと、中国電影股份有限公司(チャイナ・フィルム・グループ)傘下の中国電影合作制作公司が「チャイナ・フィルム共同パビリオン」を設置しました。
このパビリオンには、次のような役割がありました。
- 近年の中国映画の成果をまとめて紹介すること
- 国内の優れた映画作品を海外の業界関係者にアピールすること
- 中国と各国の映画会社・制作者との交流や協力を後押しすること
- 中国映画の国際配給や展開を支える窓口となること
個別の作品や会社単位ではなく、「中国映画」という全体像を見せることで、関心を持つ海外のパートナーに対して分かりやすい入り口を提供したと言えます。
なぜ中国映画の国際展開が重視されるのか
中国映画界がAFMのような映画取引市場で存在感を高めようとしている背景には、国際市場でのプレゼンス強化という狙いがあります。世界各地の観客に向けて作品を届けるには、現地の配給会社や映画祭とのネットワークが欠かせません。
共同制作や配給のパートナーを見つけることで、
- 製作段階から国際市場を意識した作品作りがしやすくなる
- 海外公開の機会を増やしやすくなる
- 長期的な協力関係を築くことで、次のプロジェクトにもつながる
といった効果が期待できます。今回の共同パビリオンは、こうした国際協力のハブとして機能することを目指した試みと見ることができます。
日本の読者にとってのポイント
国際ニュースとしてのAFMや中国映画の動きは、日本の映画ファンや制作者にとっても無関係ではありません。アジアの映画同士が海外市場で注目を集めることで、多様なストーリーや表現が世界に届きやすくなります。
今後、こうした国際的な映画市場の場で、アジアの国や地域の作品がどのように協力し、どのように競い合っていくのか。中国映画の取り組みは、その一つのモデルケースとして観察していく価値がありそうです。
Reference(s):
China Film Joint Pavilion Shines at the 45th American Film Market
cgtn.com








